加藤産業グループの和歌山産業が発売した「タピオカ」が注目されている。1月に開いた新製品発表会では、NBとPBを含めた人気商品アンケートで1位を獲得した。
昨今、台湾発のタピオカミルクティーが専門店で人気を集めているが、加えて改元に伴う平成回顧企画などで過去のタピオカブームが取り上げられていることも追い風となった。
市場には乾燥のタピオカ商品もあるが、煮込んだり湯戻ししたりという手間に加え、1時間半程度の時間を要する。今回はこうした不満点を解消し、袋から出して混ぜるだけの簡便商材として商品化。
専門店のタピオカ入りドリンクは500~600円が一般的だが、同商品は3~4回分(200g)で小売価格は130円。最近は100円ショップで、タピオカ向けの太いストローも売られている。ミルクティーはもちろん、カフェオレや苺オレとの相性も良く、甘酒や牛乳と混ぜる飲み方も提案する。
加藤産業・商品企画部の大西博之部長は「今後、いかに店頭で手に取ってもらうかが大事。いろいろな商品と組み合わせた飲み方を提案し、買上点数のアップにつなげたい」と話している。