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収益モデルの構造転換から 長期的経済価値の創発へ 日清製粉グループ本社業界紙懇談会

 日清製粉グループ本社(永木裕社長)は7日、都内のホテル椿山荘で「夏季 食糧記者懇談会」を開催した。当日は永木社長の他、グループの日清製粉・横山敏明社長、日清製粉ウェルナ・岩橋恭彦社長、オリエンタル酵母工業・新井秀夫社長、トオカツフーズ・河田篤治社長が出席し、各事業の概況を説明した。またグループ本社からは戸塚勝博・執行役員総務本部長、安達令子広報部長、菊本令助広報部長補佐も出席した。

 今年6月に就任した永木社長は今期(2027年3月期)の進捗と業績予想を説明するとともに、一丁目一番地施策に掲げる複合的なインフレ対抗策の実行、海外事業およびイノベ―ションによる成長戦略の推進、リスク対応力と効率性を高めた経営体制の再構築について言及。戦略の方向性として「短期収益と長期価値の相乗効果によって企業価値が決まる。勝ち筋が見える戦略には優先的に経営資源を投入し収益モデルの構造転換を図る。テーマは最終的な目標は長期的経済価値の創発だ」と述べた。

 事業区分と4つの事業ポートフォリオ「小麦粉関連商材」「食品」「技術拡張型(バイオ、エンジニアリング、メッシュクロス))「BOP(インドイースト、新規エリアへの事業展開)」と連動させたマネジメントを適正に推進していく。

 製粉事業の横山新社長は食文化創発カンパニーとして国産小麦使用粉「エールドオル」「晴天ノ絆」、健康貢献に向けては「アミュリア」の取り組みを紹介。海外については「北米では高い技術力とサポート力で顧客との関係強化が進み、利益水準が伸長している」とし、豪州においては高食物繊維小麦粉「Wise Wheat」のトップライン強化、収益向上に向けた自動化、効率化を進める。

 日清製粉ウェルナは、昨年の「マ・マー」に続き「青の洞窟」のリブランディングを実施。同ブランドのEC限定品も発売した。岩崎社長は「業務用では人手不足解決に対応した商品開発を、成長事業である青の洞窟ではより温覚ニーズへの対応強化を図る。ベトナム事業では7月発売した早ゆで商品の配荷が一気に拡大している」と成功事例を紹介し、事業強化に強い意欲を示した。

 オリエンタル酵母工業は、パン・菓子、米飯、麺など各市場に向け各市場の課題解決と寄与する付加価値ラインアップを提案。11月18日にはプレス向け新製品発表会を実施する。また健康食品事業では、整腸を切り口にした「ビフィコロンS」でTVCMを投下するほか、男性更年期をコンセプトにした機能性表示食品「メンズアミノ」の初内、原料のバルク販売を10月から開始する。また認知症対策として「ビフィコロン 腸脳アシスト」の商品説明を行った、

 中食・惣菜事業は6月に運営体制を一新。トオカツフーズで培ったデータドリブン経営を事業全体に展開し「最高基準の品質、生産性を競争力に結びつける」(河田新社長)方針を示した。

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