飲料系飲料アサヒ飲料、システム障害か...

アサヒ飲料、システム障害から反攻へ 無糖炭酸・水・乳性・エナジードリンクに注力し新価値創造に挑む

 アサヒ飲料は3月12日、事業方針説明会を開催し、既存ブランドの進化の取り組みとして無糖炭酸・水・乳性・エナジードリンクの4つのカテゴリに注力するとともに、新価値創造に挑む方針を明らかにした。

 多彩な施策を用意して2025年9月29日に発生したサイバー攻撃によるシステム障害から反転攻勢をかける。

米女太一社長
米女太一社長

 説明会に臨んだ米女太一社長は「アサヒ飲料の合計で前年の実績比で一桁台後半の成長を目指していきたい。我々は従前に戻るだけではなく、プラスアルファの価値を創り、そして新しいアサヒ飲料をつくっていきたい」と意欲をのぞかせる。

 既存ブランドの「三ツ矢」「カルピス」「ウィルキンソン」の100年ブランドは「しっかり本質、あるいは伝統を引き継ぎながらも時代の最先端を行くブランドに磨き上げる」と語る。

 注力する4つのカテゴリの選定理由については「市場成長率が高く、今後、数年間ずっと伸びていくカテゴリであることと、我々の強みが発揮できるという観点から考えた」と説明する。

 4カテゴリの1つである無糖炭酸については「ウィルキンソン タンサン」の磨き上げと果汁との組み合わせで「最高の刺激というコア価値をますます高めていく」。

 乳性は「カルピス・ジャーニー戦略」と称し、幼少期に「カルピス」の原体験をつくり各年代に応じた商品で生活者と「カルピ ス」の絆を強化していく。

 水は「おしいい水」でブランド独自の「シンプルecoラベル」の価値訴求を強化して「生活をラクにする水を追求していく」。

 成長著しいとみているエナジードリンクについては、飲用者拡大に取り組む。「モンスターエナジー」では、マスを意識したプロモーション戦略にシフトし、昨年、初上陸した「レインストーム」は、ブランドの認知獲得とトライアル促進によって「ウェルネスエナジー」という独自ポジションを確立する。

新価値創造商品
新価値創造商品

 新価値創造については「なかなか難しかったが、この5、6年ずっと取り組んできたのは専任組織を新設して新たな発想や商品を生み出すこと。新規領域バリューチェーンという組織も新設して、新しい案を実現させるべく具体的に考えた。このような取り組みが昨年、あるいは今年、実り始めて商品が出せるようになった」と振り返る。

 今後発売を予定する新価値創造商品には、きめ細かい泡が立つ無糖抹茶の「泡 MATHA」やコーヒー豆を使用していないコーヒー代替飲料「未来のBLACK」「未来のLATTE」、カロリー控えめで果実のほのかな甘さを感じる味わいとハーブの香りが特長の微炭酸飲料「refrezz」、「カルピス」ブランド史上最も酸味が強い「酸味カルピス」が挙げられる。

 そのほかCO2資源循環ビジネスを拡大し、缶・ペットボトルなどの容器を使わない非RTDのサステナブルドリンク事業を本格展開する。

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