加工食品冷凍食品キンレイ「つけ麺」出荷が5年で3.5倍 春夏はNB3品体制に拡充
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キンレイ「つけ麺」出荷が5年で3.5倍 春夏はNB3品体制に拡充

 キンレイが冷凍麺カテゴリーで「つけ麺」の販売を拡大している。同社出荷実績(プライベートブランド「PB」含む)をみると、25年度上期は5年前比で約3.5倍となった。ナショナルブランド(NB)は「豚骨魚介つけ麺」を展開してきたが、26年春夏シーズンは新商品で「魚介醤油つけ麺」と「あっさり旨辛つけ麺」を追加。今年も暑くて長い夏を想定し、麺とスープのおいしさにこだわった「つけ麺」3フレーバーで市場を活性化する。

 3月10日に春夏商品の試食会を開催。既存の「豚骨魚介つけ麺」はかねてより消費者の口コミで「極太の麺は小麦の味がしっかり感じられる」「簡単調理なのにスープがお店のクオリティ」などの高評価を得てきた。席上、森江康行常務取締役営業本部長は「近年は猛暑でつけ麺や汁なし麺の需要が特に伸びている」と手応えを話した。

 新商品はスープとの相性を考慮して中太麺を採用。国産小麦粉に全粒粉を加え、もちっとした粘弾性のある食感に仕上げた。麺量はボリューム感ある300g。

 「魚介醤油つけ麺」は、老舗有名店「大勝軒」を想起させるおいしさ。魚介ベースで醤油の味わいが感じられるあっさりタイプ。

 「あっさり旨辛つけ麺」は、2種類の唐辛子を使用し、ピリッとした辛味と後味のキレが特徴。醤油は濃口醤油、たまり醤油、再仕込み醤油の3種類を使用。

 企画部の若生直浩マネジャーは「3品ともスープ・麺をバランスよく味わえるように工夫した」とこだわりを語った。店頭価格は168~198円程度を想定。

 「お水がいらないプレミアム」シリーズの第2弾として「中華蕎麦とみ田濃厚豚骨魚介らぁめん」を発売。独自技術の「二段凍結三層構造」をベースに、お店で味わうようなざらつきのある肉感、甘旨いタレ感、インパクトある魚介感を再現するため、より細かな製法や素材の配合などを追求した。

 「お水がいらない」シリーズは「台湾ラーメン」を復活発売する。コロナ禍におけるシリーズの需要増大で23年に休売を余儀なくされたが、亀山工場の稼働で全体の生産量を確保できたことから、当時の人気商品を再発売する。復活に際しては、従来のレシピを踏襲するだけでなく、新たな技術でスープの品質や風味をさらに向上させた。

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