加工食品乳製品・アイスクリームハーゲンダッツ ジャパン 売上高、過去最高の556億円 “日本独自”強みに次の成長段階へ 
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ハーゲンダッツ ジャパン 売上高、過去最高の556億円 “日本独自”強みに次の成長段階へ 

五十嵐享子社長
五十嵐享子社長

 ハーゲンダッツ ジャパンはこのほど、2026年事業計画発表会を開き、25年度業績と26年度方針を明らかにした。25年度売上高は556億円(前年比13%増)と2年連続で過去最高を更新。26年度は560億円(同1%増)を計画し、3年連続の最高売上更新を目指す。

 成長を牽引したのはミニカップの定番品。北海道産生乳100%を訴求した「ザ・ミルク」は素材価値を前面に打ち出した施策が奏功し、計画比137%を達成。店頭でのバニラとの食べ比べ提案などが新規層の獲得につながり、特にF1層(20~34歳女性)の支持を集めた。6月に価格改定を実施したアソートボックスも4%増と健闘。「世界のデザートセレクション」などコンセプト型商品の投入で間口減少を最小限に抑えた。

 一方で、夏場の猛暑は販売環境に影響を及ぼした。五十嵐享子社長は「40度近い暑さが続き、お客様の嗜好変化が顕在化した夏だった。ミルクの濃厚さという強みを軸にしつつ、暑すぎる夏への対応は今後の重要課題」と指摘する。

 在任2年間を振り返り「ブランドの強さを改めて実感した。一方でコストや環境変化は激しく、売価上昇以上の価値をどう提供するかが大きなミッションだった」と総括。「ブランドをさらに磨き、変化の激しい環境でも選ばれ続ける存在でありたい」と強調した。

 26年度は「ブランド価値のさらなる訴求」と「継続的なニュース発信」を柱に据える。5月中旬からは7年ぶりにミニカップのパッケージを刷新。グローバル共通ではなく日本独自デザインを採用し、フレーバーの分かりやすさとプレミアム感を強化する。同社の顔であるバニラを中心に、おいしさと素材の良さにフォーカスした新ブランドCMも制作予定だ。タグラインは「My Special One.」へ刷新し、価値の再定義を図る。

 商品面では3月10日にミニカップ「ROCKY CRUNCHY! ストロベリーブラックココア」「同ソルティハニーバター」を発売。通常の約2倍の硬さのビスケットで新たな体験価値を提案する。25周年を迎えるクリスピーサンドでは、4月7日に「ザ・グリーンティー」を投入。女性タレントを起用したTVCMやデジタル広告も予定している。

 海外事業は25年度に二ケタ伸長と好調で、台湾、香港、韓国を中心に展開。「人口減少下の国内市場を踏まえれば、海外は重要な成長軸」とし、日本独自の複層構造商品を武器に拡大していく方針。

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