名鉄百貨店本店(名古屋市)が2月28日、多くのファンに見送られながら、71年の歴史に幕を下ろした。同店は昭和29年(1954年)に開店。以来、名古屋駅前の発展とともに歩んできた。3月以降、一部エリアは営業を継続するが、名古屋の玄関口である名駅周辺の賑わいが大きく削がれることが懸念される。

最終日、閉店のあいさつに立った石川仁志社長は「長らくご愛顧、本当にありがとうございました。名鉄百貨店を大切に思い、大事にしてくださったお客様、すべての関係者、皆さまに心より感謝を申し上げます。本日これを持ちまして名鉄百貨店本店、店舗営業を終了します。また皆さんお会いしましょう。本当にありがとうございました」と、別れを惜しむファンに呼びかけた。
営業最終日には約22万人(前年同日比245%※速報値)が入店。終日賑わいを見せた。
今回は、名鉄百貨店本館とメンズ館、近鉄パッセが閉店。メンズ館南側のヤマダデンキはすでに2月1日に閉店している。
本来、名古屋駅前の再開発計画に伴う閉店であったが、これがいったん白紙となったことから、名鉄の広報キャラクター「ナナちゃん人形」は当面、現在の場所に残る。名鉄バスセンターや名鉄グランドホテルの一部事業、宝くじ売場などは営業を継続する。


