加工食品冷凍食品デルソーレ 武長栄治社長 ものづくりの神髄は製造現場 60年の歴史継承、泥臭く実務遂行

デルソーレ 武長栄治社長 ものづくりの神髄は製造現場 60年の歴史継承、泥臭く実務遂行

 ピザのパイオニアとして歩んできた60余年の歴史を礎に、今年から新たな一歩を踏み出したデルソーレ。1月1日付で取締役製造・開発ユニット管掌だった武長栄治氏が代表取締役社長に就任した。

 ボストン大学でホスピタリティ経営を学び、スターバックスコーヒーでの店舗運営等でキャリアを積み、食品の経営にも携わった武長新社長。2009年のデルソーレ入社後は海外事業の店舗運営や海外企業との合併事業を遂行する一方、多摩・千葉の製造工場現場責任者としても汗を流し、大河原毅代表取締役CEOは「ほんとうの意味での叩き上げの人物」と評している。

 社長就任発表会で、開口一番「美しい方針やテーマを掲げるよりも、お客様への納期を確実に守り、商品の品質を高め、熱のこもった商談をすること。こうしたことの積み上げこそがブランドを作り上げると信じている」と表明。「創業から60年を超える歴史の重みを受け継ぎながら、泥臭く実務を遂行する社長として、デルソーレを次の成長のステージに押し上げたい。大河原CEOは経営の羅針盤であり、信頼でき、経験豊富なメンバーも揃っており、温かく人を育てるというチーム経営という形で、経営の変革期を乗り越えたい」と語っている。

 4月以降の63期には▽専門に特化した営業組織の刷新▽社会課題解決としてのものづくり▽製造基盤の強化――の三つをテーマに掲げている。「そもそもものづくりが大好き」と語る武長社長は、「ものづくりの神髄は現場にある」とし、「一つ一つのことを効率的に改善。お客様にはおいしいものをより早く、競争力ある価格で提供。1秒でも簡素化し、少しでもおいしくできないかを学んできた。これを実現するのが製造工場だ」と言う。

 「大河原CEOは経営や人のあり方の羅針盤だと思っている」と新社長。「63期は大河原CEOがしようとしている『温かく人を育てる会社』づくりに挑む。人を守る城は大河原CEOに任せ、私は外に出て積極果敢に攻め、ものづくりをテーマにお客様の懐に飛び込み、課題は何かを考え、デルソーレブランドや商品の価値を伝える伝道師になり、課題を持ち帰って提案しながら商品を磨き込んでいく」。座右の銘は積極的に自ら動き、自分で判断して取り組む「進取果敢」。趣味は仕事と家族。

  ◇  ◇

 武長栄治氏は1978年4月12日生まれ(47歳)。千葉県出身。2001年ボストン大学卒、09年6月ジェーシー・コムサ(現デルソーレ)入社、13年6月執行役員事業開発本部GL、19年2月同生産本部副本部長、22年6月取締役製造・開発ユニット管掌など歴任し、26年1月代表取締役社長就任。

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