ニチレイフーズは、ニチレイフレッシュとの統合(4月1日付)を控え、同社が持つ素材の強みを生かした商品開発を推進する。2026年春に向けては、業務用でアマニ鶏使用の「スライスチキン」や大ぶりのえびを使った「手仕込みえびフライ」などを新発売する。
素材から完成品まで提案強化
1月9日に春季新商品発表会を開催。2社統合に関して、松尾哲哉取締役専務執行役員は「ニチレイフレッシュは素材を見極める力に磨きをかけ、調達における持続可能性を追求してきた。それらこだわりの水産・畜産素材を使用し、ニチレイフーズのおいしさを再現する技術力で豊富な商品ラインアップに仕上げていく。それぞれの強みを掛け合わせ、これまで以上に総合力を兼ね備えた食品メーカーを目指す」と話した。
小幡修平執行役員ライン&マーケティング戦略部長は「これまでの完成品に加え、素材までを包括的にラインアップすることが可能になる。『加工度のグラデーション(素材~下ごしらえ~味付け~調理~完成品)』で多様な商品提案を推進する」との考えを強調した。
特に注力する商材としては“チキン”と“えび”の2カテゴリーを挙げた。チキン事業は統合シナジーにより売上2000億円規模に拡大する。小幡執行役員は「これは当社事業の約4割を占め、国内の冷凍チキン加工品では業界№1の取扱い高になる」と説明。
「タイのGFPTニチレイとスラポンニチレイフーズを生産拠点に、ニチレイフレッシュの原料調達力が加わり、外部環境の変化に左右されない強靭なサプライチェーンを構築する」とした。
今春は統合シナジーとしてアマニ鶏使用の「スライスチキン」と「チキンステーキ150(プレーン)」を商品化した。
えびはニチレイフレッシュの最大カテゴリー。産地と培ってきた協力体制をベースに、地エビから養殖加工まで一貫して対応する。
多様なサイズを取り扱っていることも強みだ。今春の新商品では、大きいえびを使った「手仕込みえびフライ」などを発売。小さいえびは、海老カツやお弁当用のかき揚げなどの加工品、野菜とあわせたアッセンブル商品などさまざまなメニューの素材として活用する。
