インテージはこのほど「2025年、売れたものランキング」を公表し、1位の米(コメ)を筆頭に、3位インスタントコ―ヒー、4位玩具メーカー菓子、7位ココアなど飲食料品が多数上位に入った。2位カルシウム剤、8位リップクリーム、9位ハンド&スキンケアなどインバウンド需要が後押しした商材も目立つ。
同社が全国約6000店舗から収集している小売店の販売データ「SRI+」をもとに推定販売金額の伸びを集計した。
25年は米が162%と断トツの1位。昨今の物価上昇を象徴する結果となった。値上げの流れを反映し、インスタントコーヒーやレギュラーコーヒーも数量は前年割れながら金額で2ケタ以上の伸びをみせた。玩具メーカー菓子は市場がコロナ禍前の3倍近くまで拡大。話題のアニメや漫画などのIPコンテンツと相乗効果がみられる。
数年前の上位はコロナ禍の影響で衛生用品や検査薬が目立ったが、近年は物価高に起因する米などが存在感を高めている。
25年の上位と伸び率は以下の通り。①米(前年比162%)②カルシウム剤(123%)③インスタントコーヒー(119%)④玩具メーカー菓子(118%)⑤レギュラーコーヒー(117%)⑥おしろい(116%)⑦ココア(115%)⑧リップクリーム(114%)⑨ハンド&スキンケア(114%)⑩トマトジュース(113%)。
