食品包装資材の専用商社・折兼(名古屋市、伊藤崇雄社長)は10月29、30の両日、名古屋市中小企業振興会館でグループ単独展示会「FOODBIZ SUMMIT NAGOYA2025」を開催した。名古屋での総合展示会は6年ぶり。同社はじめグループ企業や取引先など200社超が出展。2日間で計約3000人が来場した。
会場は、1階をソリューション展示、2階をセミナーブースおよびコラボレーションゾーンとして構成。1階では折兼ならびにグループ会社、取引先の商品や企画展示を実施。容器、消耗品、衛生資材、店舗備品、フィルム、機械など食品包装にかかわる幅広い分野から商品が並べられた。
折兼グループオリジナル商品では、環境にやさしいエコ資材「バガス」シリーズを中心にラインアップ。特にエコタイプや冷凍商品対応容器の説明に力を込めた。
「スマートフードラボ」と冠した企画コーナーは「未来の食のサステナビリティと現場進化を体験できるゾーン」として、様々な形でリテール支援を行う企業が出展。
AI翻訳を手掛けるこんにちハローは、食品工場や飲食店などに向けた多言語同時翻訳システムをブース体験も交えて提案。ラピュタロボティクスは、協働型ピッキングアシストロボットを実機展示した。
2階のコラボレーションエリアでは、業界の垣根を越えたSDGsコーナーや循環型フードビジネスコーナー、業界有識者によるセミナーなど盛り沢山の内容を用意。
「P-FACTS」コーナーでは、堆肥化できる素材で作られた製品を「使用→回収→堆肥化→再利用」へとつながる循環サイクルを構築するピエクレックス社主導の取り組みを紹介。

セミナー会場では、プラチナパートナー企業のエフピコやリスグループによる基調講演をはじめ、持続可能なフードビジネスの実現に向けて、先進的な技術や取り組みが発表された。
プロも参加した「バガス容器deお弁当フォトコンテスト」の結果発表や、自由研究でバガスをテーマに研究を続けてきた中学生の成果発表なども執り行われた。


