日清食品ホールディングスが協賛する「日清食品カップ 第41回全国小学生陸上競技交流大会」(主催=日本陸上競技連盟)が11月2日、神奈川県横浜市の日産スタジアムで開催された。全国47都道府県から予選を勝ち抜いた小学5~6年生のアスリート約650人が集結。100m走や男女混合リレーなど9種目に出場した。
大会の目的は、小学生があらゆるスポーツの基本となる陸上競技を通じ、技能の習得、友達との良い関係づくり、指導者の研鑽を図ることなど。過去の出場者からはオリンピックの日本代表選手らも多数輩出している。
日清食品ホールディングスは、故安藤百福氏(日清食品創業者)の「食とスポーツは健康を支える両輪である」という理念のもと、第1回大会から協賛し、安藤スポーツ・食文化振興財団が後援を続けている。
開会式で財団の安藤宏基理事長(日清食品ホールディングス社長・CEO)は「本大会が日本陸上界のすそ野拡大に貢献できていれば喜ばしいこと。財団は『安藤財団グローバルチャレンジプロジェクト』としても海外で活躍するアスリートを支援している。本日の大会出場者からも将来ぜひ参加して欲しい」とあいさつ。
また開催時期を従来の8月から11月に変更したことに触れ、「本日は記録にも大いに期待している。体格の成長もあるだろうし、気候も非常に良い。日ごろ培ってきた実力を存分に発揮していただければ」と話した。
選手宣誓は栃木県代表の稲荷山恭吾さん、上野結香さんの2人。宇宙飛行士でカップヌードルミュージアム名誉館長の野口聡一氏は聞き終えた後、今年の「東京2025世界陸上」を観戦した話題を披露し、「男子棒高跳びの世界記録を目撃したが、皆さんの可能性はもっと大きいはず。青い空の向こうには宇宙がある。将来は宇宙でこの小学生陸上大会が開かれるかもしれない」と壮大な構想も交えて選手を激励した。
会場には多くのトップアスリートもゲストでかけつけ表彰式のプレゼンターを務めた。



