首都圏の有力業務用卸IZUMIYA(本社・小田原市、鈴木雅治社長)は10月22日、小田原アリーナで展示会「第53回フードサービスショー=写真」を開催した。出展メーカーは147社128小間。小田原・箱根地区を中心に多くの地元ユーザーが来場し終日にぎわいを見せた。
「食の新時代・こだわりと変革」をメーンテーマに、会場入口のテーマコーナーでは「人手不足と時短調理に対応する食材とメニュー」「パーティー・宴会を盛り上げる映えるメニュー」「インバウンド向けメーカー売れ筋商品とビーガンメニュー」「冷凍弁当セット」を提案。新たな試みとして、来場者アンケートを実施。テーマコーナーの提案内容や商品についてユーザーの声を分析し、次回以降の提案に役立てていく。
また、物価高が続くなか、JFDAのオリジナル商品や当日限りの特価品コーナーも注目を集めた。
小田原地区(本社)の概況は、今期3-9月で売上高12%増と好調。夏場の猛暑や海外客の地震懸念デマの影響も一部で見られたが、箱根地区のインバウンド需要は堅調。新規開拓も成果を上げているという。
全社売上高は9月まで累計106.8%と堅調。9月単月は二ケタ増。利益についても、人件費や物流費、システム投資などの負担増を吸収し、ほぼ前年並みで推移している。
なお、小田原地区の展示会終了後には、箱根地区のホテルで懇親会を開催。鈴木社長は、東京・横浜・小田原の3会場での展示会開催への御礼を述べた後、今期の目標であるグループ売上高200億円の達成に意欲を示した。


                                    