味の素AGFは、「ちょっと贅沢な珈琲店」ブランドの試飲体験イベントを「渋谷キャスト スペース」(東京都渋谷区)で10月31日から開催し、“こころの余白”を体感できる場を通して認知拡大やトライアル促進を図る。
10月31日、メディア向け先行体験会で取材に応じた宇田和沙ファンマーケティング推進部ブランドコミュニケーショングループ兼ニューマネジメントスタイル推進班主任は「デジタルの広告やTVCMでお伝えできるものには限度があり、ブランドの世界観を味わいとのセットでご体感していただくのが一番納得していただけると考え企画した」と説明する。
イベント会場は、ブランドカラーの青の世界をプロジェクションマッピングで表現。大沢たかおさんの録り下ろしのナレーションとともに、コーヒーを五感で楽しみながら、“こころの余白”やちょっと贅沢な時間を感じられる仕立てになっている。
TVCMの内容を体感してもらうため、イベントではバリスタが目の前で「ちょっと贅沢な珈琲店」のレギュラーコーヒーを抽出する。
鈴木空太コンシューマービジネス部レギュラーコーヒーグループグループ長は「焙煎や味わいをベースとしながらも、せわしない現代で自分と向き合ってコーヒーを抽出するところにブランドの強みがある」と語る。

実際に同ブランドのレギュラーコーヒーは、コーヒーメーカーなどよりもハンドドリップで抽出するユーザーが多いという。
現在の「ちょっと贅沢な珈琲店」は、9月から開始した新コミュニケーションが奏功し、販売状況は上々。
「新TVCMを放映してから、新しいお客様の反応や店頭回転の向上がみられており、SNSでの情報発信だけでなく販売の底上げにも寄与している。レギュラーコーヒーが主のCMだが、インスタントコーヒーなど他のカテゴリに関する発話も増えている」との手応えを得る。
特にスティックブラックは、価格改定後も金額・数量ともに伸長が続いている。
「インスタントコーヒーを飲んでいた方が計量いらずの簡便性で入ったり、カフェで飲まれていた方がコスパを重視して入ったり、レギュラーコーヒーを飲んでいた方がゴミが少なくすぐに飲める手軽さからトライアルされたりして、様々なところからユーザーが流入している。今後もこの流れは続く」とみている。
試飲体験イベント「AGF 珈琲を、こころに。ちょっと贅沢な珈琲店の世界 Navigated by TAKAO OSAWA」は、10月31日から11月3日まで開催。4日間で約1200人の来場を予定する。
試飲体験のコーナー以外に、商品の展示コーナーやフォトスポットも用意している。
来場者には「ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムドリップ 香り澄みわたるスペシャル・ブレンド」1杯分を配布するほか、SNSに指定のハッシュタグで感想を投稿した人にはオリジナルのカップと巾着のセットがプレゼントされる。
入場は事前予約制で、予約は開始から1日で満席になったという。


