生パスタなどカジュアルに マリノが名古屋栄ラシックに新業態

イタリアンレストラン「ピッツェリア・マリノ」などを手掛けるマリノ(名古屋市)が10月7日、名古屋市栄のラシックに新業態「ピエーノ」をオープンした。

コンセプトは“五感で味わう カジュアルイタリアン”。レストラン業態とフードコート業態「パルメナーラ」の中間規模(35坪前後)の設計で、駅チカ物件やデパ地下などへの多店舗展開を目指す。

新業態1号店となる「ピエーノ ラシック店」は、名古屋三越が運営するラシックの地下1階に開業。カウンター、テーブル合わせ36席を用意。同店の顧客層とも合致する20~50代女性の取り込みを狙う。

提供メニューは、ぐつぐつ土鍋のあつあつ生パスタとローマピッツァを両軸に、ドリンク、デザート等をラインアップ。

パスタはトマト系、アーリオオーリオ、カルボ系の3タイプを取り揃える
パスタはトマト系、アーリオオーリオ、カルボ系の3タイプを取り揃える

パスタは「焼きトマトとのび~るモッツァ」(税別990円)や「海鮮ペペロンチーノ」(同1090円)、「ズワイ蟹のトマトクリームカルボナーラ」(同1200円)などを揃え、オープンキッチンで提供。一部メニューでは、客の眼前で仕上げのチーズをかけるなど、視覚的にも楽しめる。また、IH土鍋特許製法により、最後まであつあつの状態が維持される。年明け以降は、2か月に1回のペースで季節パスタを投入予定とのことだ。

想定客単価は1200~1300円。レストラン業態の2500~3000円と、「パルメナーラ」の800円の中間価格帯という位置付け。

売上目標は、店舗売上とテイクアウト、今後予定するデリバリーのトータルで月商900万円を目指す。

「この店の成功が当社の発展にもつながるので、絶対に成功させなければと思っている。1品1品しっかり心を込めて提供し、お客様にまた来たいと思っていただける店にしたい。1号店が成功すれば、当社の出店ペースも早くなっていく。来期には5店舗ほど出していきたい」(加藤泰士常務取締役)とする。