レモンの皮からつくられる南イタリア発祥のリキュール、リモンチェッロ。伊パリ―二社が製造・販売する世界No.1ブランド「パリ―二・リモンチェッロ」が、このほど日本初上陸する。
11月1日から独占輸入販売を開始するのは、業務用酒類卸の榎本酒類。昨年に海外事業部を設立し、日本ではまだ珍しい新規性のある商材を模索していた。
同じ時期、基幹商品の日本進出をもくろみパートナーを探していたパリーニ社が、同社にほれこみ熱烈オファーしたことで、販売契約に結びついたという。
「今回、お受けした理由は4つある」と説明するのは、榎本酒類の榎本真明専務(10月21日の発表会で)。
「日本での販売実績がなく、プレミアムリモンチェッロとして世界No.1ブランド。またパリーニ社による弊社への評価が非常に高かったことに加え、新しい飲み方『パリーニ・トニック』が食中酒として日本の飲食シーンにマッチすると考えた」。

「パリ―二・リモンチェッロ」は、無農薬で育てられた伊アマルフィ産スフザート種の希少な大型レモンのみを原料に使用。皮をアルコールに浸漬し、水とシロップを加えることでつくられる鮮やかなレモン色のお酒だ。
日本の飲食店向けに、トニックウォーターと合わせる「パリーニ・トニック」や、スパークリングワインを使ったカクテルなどを提案する。レモンの爽快な風味とリッチな口当たりで、日本ではまだなじみの少ないリモンチェッロの浸透を図る考えだ。
動画でメッセージを寄せたパリーニ社のミカエラ・パリーニ社長は「日本でも皆さまのお力を借りて、ナンバーワンを目指したい。この第一歩が将来へのすばらしい基盤となることを願っている」と語った。
首都圏の飲食店やホテルのほか、榎本酒類のECサイトや直営店舗でも販売。アルコール度数26度、500㎖。希望小売価格3200円。