13.8 C
Tokyo
12.4 C
Osaka
2025 / 11 / 04 火曜日
English
流通・飲食中食・惣菜ケンミン食品 ・初のグルテンフリー駅弁 ・万博内で数量限定発売
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

ケンミン食品 ・初のグルテンフリー駅弁 ・万博内で数量限定発売

ケンミン食品は、大阪・関西万博で出店する「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」において、駅弁「GFひっぱりだこ飯」を20日から、1日あたり100食を限定販売する。小麦アレルギー患者でも安心して食べられるように、大手駅弁メーカーの淡路屋とコラボレートして、調味料まで全てグルテンフリー(GF)にこだわった製品に仕立てた。GFを謳った駅弁は全国でも初めて。税込1980円。

「ひっぱりだこ飯」は、真だこや穴子、季節野菜の煮物、炊き込みごはんを、たこ漁に使うたこ壺型容器に詰めた淡路屋の主力駅弁。今回発売したGF商品は、小麦を一切使わない丸大豆醤油の和風だしで仕立てることで、たこのうま味や穴子の香ばしさを際立たせた。淡路屋が開発に2か月をかけた自信作であり、「味の根幹である醤油を変えるにあたり、一つ一つの具材の味とバランスを見直して優しい味わいを実現。またコンタミを防ぐために、製造前に調理場をリセットするなど、生産環境にも配慮した」(柳本雄基・淡路屋副社長)という。

ビーフンを主力商品に事業を展開するケンミン食品では、近年GF商品の販売に力を入れている。2020年には米・ボストンにて人気ラーメン店「Tsurumen」を営む大西益央氏と共同で、家庭用GFラーメンを開発。4月13日からは、大阪・関西万博内の飲食店舗で提供を開始し、9月上旬には累計販売数5万杯を達成した。

高村祐輝ケンミン食品社長は、「小麦アレルギーやセリアック病など、小麦グルテンを摂取できない人、健康的な理由から摂取を控えている人がいて、世界中にGF食が広がっている。これからのGF食は特別食ではなく、日常食の選択肢の一つとして広がってくれれば」と期待を語った。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点