製粉パスタ「パスタのおいしさを、すべ...
カナエ モノマテリアルパッケージ

「パスタのおいしさを、すべての人へ。」 70周年「マ・マー」強化、生パスタ活性化へ 日清製粉ウェルナ

日清製粉ウェルナはこのほど、25年秋の家庭用新製品44品(常温製品29品、冷凍食品15品)と業務用新製品9品を発表した。家庭用は常温製品が8月20日発売(一部8月1日)、冷凍食品と業務用製品が9月1日発売(一部10月1日)。

発売70周年を迎えたブランド「マ・マー」では「パスタのおいしさを、すべての人へ。」を新たなブランドコンセプトとしており、リブランディング第2弾となる今回は生パスタの新製品を常温と冷凍の両カテゴリーで発売。同社では生活者がパスタに求める食感、嗜好性の広がりに着目し、家庭での「もちもち食感」を楽しめる生パスタの市場ポテンシャルは大きいと判断した。生パスタは国内で年間30億食と言われているパスタ市場のうちの1割程度。内食に限るとさらにその4割にとどまっている。家庭で手軽に楽しめる生パスタ製品を発売することで、生パスタ市場を拡大し、活性化につなげる考えだ。同社では新製品の販売目標は70億円としている。

岩橋恭彦社長
岩橋恭彦社長

8月5日に開かれた説明会で岩橋恭彦社長は、ブランド戦略や大谷翔平選手を起用した広告宣伝などに加え、海外展開の進捗などを説明。岩橋氏は「輸出を強化しており、順調に伸びている。天ぷら粉が中心ではあるが和食メニューはまだ伸びそう」と現状を紹介した。

さらに「今年はドイツで開かれる食品総合展『アヌーガ2025』に出展する。同展では日本で最も売れている早ゆでスパゲティを『世界のHAYAYUDE』にしたい」と抱負を述べた。現在イオンなどを中心とした大手量販3000店に製品の導入が進むベトナム市場でも早ゆでスパゲティの浸透や新製品の投入を強化する。

「マ・マー もちもち生パスタ」(冷凍)
「マ・マー もちもち生パスタ」(冷凍)

さらに同社では、丸紅フォレストリンクスとコバヤシとともに、パスタを原材料の一部としたプラスチック素材「パスタデプラ」を開発。

パスタの端材や包装破損のパスタを使うことで食品ロスを抑え、素材や製品の一般販売も視野に入れ再商品化につなげる。「パスタデプラ」は粉末状にしたパスタを10~51%配合し、ポリプロピレンなどのプラスチック原料と混合・押出の工程を経て作られる。プラスチック並みの強度でハンガー、カトラリー、三角コーンなどを試作。食品ロスとなるパスタの新たな可能性を見いだす「『パスタデミライ』アップサイクルプロジェクト」を開始し、化石燃料由来資源の使用量を抑え、持続可能社会の実現に貢献する。

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