15.1 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
飲料系飲料伊藤園、抹茶と緑茶を価格改定 抹茶の改定率は最大で倍増 栽培面積や生産量の減少を受け生産者への利益還元も視野に入れた動き
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

伊藤園、抹茶と緑茶を価格改定 抹茶の改定率は最大で倍増 栽培面積や生産量の減少を受け生産者への利益還元も視野に入れた動き

 伊藤園は7月31日、抹茶19品((お点前用抹茶・お茶会用抹茶)と緑茶リーフ32品(パック茶・ティーバッグ茶・顆粒茶・抹茶)を価格改定すると発表した。

 エネルギーなどのコストアップの吸収に加えて、栽培面積や生産量の減少を受け生産者への利益還元も視野に入れた動き。

 栽培面積と生産量の減少は、茶農業就農者の高齢化や後継者不足などが要因。生産量が減る一方で、緑茶・抹茶製品の世界的需要は拡大の一途を辿り需給ギャップが生じている。

 伊藤園によると茶業界全体で原料不足による価格高騰が続いているという。

 改定日は、抹茶が9月1日、緑茶リーフが10月1日。

 改定率は希望小売価格で抹茶が48.8~100%のアップ、緑茶リーフが 3.3~50.0%のアップとなる。

 抹茶の一例を挙げると「寿榮の昔(じゅえいのむかし)30g」は税別2800円が4200円(改定率50%)となる。

 緑茶リーフの機能性表示食品「一番摘みのお~いお茶1200」はオープン価格となり、税別1200円の参考価格が1260円になる見通し。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点