逆光線(コラム)関西外食産業の実情

関西外食産業の実情

今週の平日は二十四節気の大暑から始まった。気温は北海道で40℃に迫るところも。こう暑いと、家で缶ビール、居酒屋で生ビールの杯が進む方も多いと思う。つまみのチーズやハムなど、夏場の冷製メニュー提案にも力が入る。

▼外食産業が好調だ。日本フードサービス協会の売上高公表値は前年同月比超えが続き、今年度も4月度6%増、5月度10%増。特に関西地区の主要駅周辺などでは新規のホテルや商業施設などが続々と建ち、「万博の集客がプラスに働いた」とする。

▼ただ、物事は光が強まれば影も濃くなる。ある近畿業務卸は、今年度に入り廃業する飲食店が増えてきたと話す。先月まで普通に入金があっても突然、紙切れ一枚だけが送られてくる。入金を少し待ってほしいの一言もなく、簡単に自己破産の道を選ぶ場合が増えているとのこと。以前との違いに戸惑うほどだという。

▼先日、先方への訪問時間に少し遅れてしまった。どんな判断や結果も暑さのせいにはしたくないところ。約半月後は立秋だが、この暑さは続きそう。家や居酒屋で、つまみは冷製メニューの活躍の場が増えそうだ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。