12.7 C
Tokyo
12.5 C
Osaka
2025 / 11 / 29 土曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物白子 2期ぶり黒字 新商品は穴あけ海苔ほか4品
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

白子 2期ぶり黒字 新商品は穴あけ海苔ほか4品

白子は第89期(2025年3月期)決算を2期ぶりの黒字で終えた。原田勝裕社長は7月3日の決算説明会で「決意を新たに今年度を乗り切りたい」と語った。

2024海苔年度は生産枚数が一定程度回復したものの、在庫不足で入札の平均落札単価は前年度比約3円高。21年度比でほぼ2倍という異常な相場だったが「当社は品質を維持するため仕入単価の上昇幅は平均以上だった」(原田社長)。昨年12月から今年3月までは差損が出たという。

なお、6月末の株主総会では役員改選による役員の変更はなかった。

このほど、社長直轄のプロジェクトチームを組成して、経営基盤の強化と業績のV字回復に向けたロードマップ策定に着手した。

また不動産の売却資金を一部活用し、本社に「商品開発ラボ(仮称)」を設置。商品開発力の強化とともに仕入・製造・販売・開発の融合を促進する。

今年6月に3年連続の価格改定を実施し、併せて値頃感を踏まえた規格変更も行った。流通へは昨年よりもスムーズに浸透しているようだ。

「卓上使い方いろいろ味のり6切30枚」
「卓上使い方いろいろ味のり6切30枚」

秋冬の新商品では、海苔4品を展開する。「卓上使い方いろいろ味のり6切30枚」「同 焼のり6切30枚」「卓上朝食のり焼のり華40枚」の3品は穴あけ加工を施し、海苔粉が散らばらず噛み切りやすいように工夫した。

「スマプラおかずのり香80P」は、パッケージのプラスチック使用量を減らした「スマプラシリーズ」の第3弾。独自技術の窒素ガス充填で賞味期限を36か月とし、フードロス削減も同時に訴求する。

4品合計の販売目標額は1億1000万円以上。原田社長は「海苔を食べていない人に向けた販促活動を強化し、全国の皆さまに安心安全な海苔を提供したい」と語った。

   ◇   ◇

前期決算では、連結の売上高は149億3200万円(前期比12.4%増)、経常損失は2億2000万円だった。

白子単体の売上高は140億円(同10.9%増)だったが計画には届かず、2億9600万円の経常損失を計上。不動産と有価証券の売却益により当期純利益5500万円で2期ぶりの黒字とした。

子会社の南通太陽食品が好調で、連結当期純利益は1億500万円だった。

商品群別売上(単体)は、ギフト22億600万円(前期比1.1%減)。仏事関連が好調だった。

家庭用海苔は65億6500万円(13.5%増)。値上げで数量が減少し計画未達。

業務用は49億4900万円(13.8%増)、うち板海苔3億3700万円(120.3%増)で計画を達成した。

お茶漬けふりかけは1億9800万円(35.6%増)。昨秋発売の「卵かけごはんふりかけ」シリーズが好調だった。

レトルト6600万円(22.4%減)、その他1200万円(66.7%減)。

25年度の連結目標は166億3600万円(11.4%増)、経常利益1億200万円。単体目標は156億2200万円(11.6%増)とした。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点