イオンスタイル竹の塚 地域最大級でデリカと冷凍食品を展開 地元住民の声を反映した売り場づくり

イオンリテールは6月26日、東京・竹ノ塚駅から徒歩約5分に足立区内2店舗目となる「イオンスタイル竹の塚」をオープンした。「ヤマダデンキ」新店の1階に入居するもの。事前に地元コミュニティらと座談会を開くなどきめ細かくニーズを検証し、デリカや冷凍食品は地域最大級の品ぞろえをそろえた。

オープニングセレモニ―で古澤康之社長は「竹の塚周辺はこれから大きく発展していくエリアとのことで期待している。店内では当社自慢の生鮮品や惣菜をはじめ、日用品も展開。お客様の暮らしに必要な商品がワンストップでそろう」などとあいさつした。

食品・日用品売り場の主な商圏は約1・5km内を想定。周辺は長く住むシニア層のほか、近年は都心へのアクセスが良いことから子育て世帯も増えている。

地元ソウルフードの「えびクリームライス」
地元ソウルフードの「えびクリームライス」

注力した惣菜では、こだわりのメニューを量り売りする「リワードキッチン」、店内で生地から焼き上げまで手作りする「ピッツァソリデラ」を導入。地元の学校給食で提供されるソウルフードの「えびクリームライス」(本体398円)も野菜をプラスしたオリジナルメニューで販売する。

冷凍食品は1000品目を展開。定番品から人気のワンプレート、レストランブランド、ご当地アイスなどをそろえた。

事前のヒアリングで地域住民からニーズの高かった鮮魚コーナーも充実。豊洲市場を中心に旬の逸品を豊富に仕入れ、対面販売で三枚おろしや切り身にも対応する。

今後に向け、平野良一店長は「地域のニーズにしっかりと応えていきたい。ヤマダデンキの最新家電とコラボした推奨販売なども検討できれば」と話した。