国分グループは6月17~18日、東京・池袋で「首都圏・関信越エリア展示会」および「低温フレッシュデリカ事業展示会」を開催した。国分首都圏、国分関信越のエリアカンパニーに加え、5月に統合発足した国分フレッシュ・フードトランス(KFT)、低温事業会社ナックスの4社を中心に、グループ企業や共創圏パートナー、メーカー353社が出展。小売業や卸売業、その他関係者など2日間で約2500人を招いた。
「新たな価値創造を国分と~期待を超える卸へ~」をテーマに、国分グループが保有するモノ・コトの機能や価値発信により、お客様の期待を超える価値創造の取り組みを強化。商品提案やトレンド情報の発信にとどまらず、地域共創型のビジネスモデルや低温マスタープラン2030に沿った新たな取り組みを披露した。
「首都圏・関信越エリア展示会」にはメーカー244社(食品183、酒類31、菓子30)が出展した。地域共創ビジネスでは、千葉県との協業で取り組む「黒アヒージョ」をはじめ、筑波大学とのさつまいもアップサイクル(つくば大学芋)、新潟県西浦区名産の「なないろ野菜」を活用した商品開発・地域振興など、グループ全体で広がる地域共創の取り組みを披露した。
企画コーナーではエネルギー&たんぱく質を補給できる「エネたん」メニューや、和酒の需要活性化に向けた「ちょうど酔い」企画、コーヒーの新しい価値を発信する「コーヒーマインドフルネス」などを提案。温暖化により、秋冬商戦の立ち上げ時期と気温のズレが課題となる中で、麺メニューやメキシカン、おかず鍋・韓国鍋など、生活者ニーズを捉えた秋冬の“シン”提案も注目を集めた。

開発商品コーナーでは、ソーシャルプロダクツアワード2025大賞を受賞した、「鎌倉焙煎珈琲フェアトレードかまくらブレンド」、日本相撲協会と取り組む「相撲部屋ちゃんこ鍋つゆ」シリーズ、金子半之助監修「味付けうずらのたまご」「黒アヒージョパスタソース」(以上、国分首都圏)、「KANPAI POTATO」「栃木県産もち麦 もち絹香」(国分関信越)など、各エリアのオリジナル商品を多数披露した。
また、酒類では池袋サンシャインシティ専門店街アルパ飲食店で日本酒需要喚起イベント「酒ハイに出会う夏」を開催。日本酒の新たな飲み方として注目されている酒ハイの普及啓発に力を入れる。
