菓子卸最大手で自社企画品(モントワール商品)を手掛ける山星屋は6月18日と19日の2日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で菓子総合展示会「ARISTA FAIR(アリスタフェア)2025」を開催し、メーカーや小売業に向けて、菓子の魅力をより引き立たせる企画や菓子各カテゴリーの課題解決策を提案した。
今年は「菓子PRIDE~躍進の証(おかし)~」をテーマに掲げ、菓子が持つ多様性を訴求。
会場は、企画提案ゾーン、モントワールゾーン、催事・銘店ゾーン、メーカー出展ゾーンの4つのゾーンで構成される。
企画提案ゾーン内にある、菓子以外の売場への展開を提案するコーナー「菓子革命~菓子出没注意~」では、生鮮・加食・乳製品・パン売場に向けた菓子のアレンジの試食を配布。

その中で、丸彦製菓は加食売場に向けて米菓「角餅」をコメと一緒に炊くだけで作る“もちもち食感”のおこわ風炊き込みご飯を紹介した。
乳製品売場に向けては、カンロはシロップにした「カンロ飴」を使ったクリームチーズクラッカーを提案。
明治は“菓子のマンネリ打破”と題し「ミルクチョコレート」と牛乳などを使って作る“チョコかき氷”をアピールした。
そのほか企画提案ゾーンでは、山星屋独自調査による「菓子業界の未来展望」コーナーや、得意先限定のエクスクルーシブ商品(留め型商品)の成功事例をまとめたコーナーなどを展開。

モントワールゾーンでは、新登場の女性向けセルフケアグミシリーズ「Gummy‐na(グミーナ)」を大々的に展示。6品を取り揃え、それぞれマルチビタミン、コラーゲン、GABA、食物繊維、鉄分などの栄養素入りとなっている。
催事コーナーでは37社が季節性を演出する商品約1000品を提案し、銘店コーナーでは36社が地域銘菓約600品を他店と差別化できる商品群としてアピールした。
メーカー出展ゾーンにはメーカー186社が秋冬の新商品を中心に約4900品を展示した。
