9.1 C
Tokyo
5.5 C
Osaka
2025 / 12 / 26 金曜日
ログイン
English
その他SDGs明星食品 地元小学校で出張授業 フードロス対策を考える

明星食品 地元小学校で出張授業 フードロス対策を考える

明星食品は6月3日、地域共創プロジェクト「もぐもぐClassroom」として、今年度1回目の出張授業を近隣の千駄谷小学校で行った。

対象は5年生57人(2クラス合計)。「フードロス」をテーマに、マーケティング部の社員が先生役となって即席麺の特徴やフードロスの基礎知識、対策方法などをクイズも交えて楽しく紹介した。

2022年に始めた活動。CSV経営を推進する一環で、「地域とのつながりを深め、明星食品のファンを増やすこと」を目的にしている。

体育館を舞台に総合の学習として行われた。インスタントラーメンの特徴には、おいしさや手軽さに加え、保存性が良くフードロスに貢献できる食品であると紹介。スライドに「チャルメラ」や「一平ちゃん夜店の焼そば」が映し出されると子どもたちから歓声が上がった。

「フードロス」については、基礎知識のクイズを出題した後、家庭内と食品関連事業で50%ずつ出ていると説明。対策の一つとして店頭での“てまえどり”を紹介した。

授業では大阪・関西万博における食関連のテーマも取り上げ、「フードロス対策は命を大切にすることにつながる」とのメッセージを伝えた。

終わりにあたり、木所敬雄取締役マーケティング本部長があいさつ。「世界には食べ物が足りなくて困っている方が大勢いる。われわれ食品メーカーも努力するので、ぜひ皆さんも給食や家庭の食事でフードロス削減を考え、実践していって欲しい」と子どもたちに呼びかけた。

次回は9月に「フードロス対策」で取り組んだことをグループで発表してもらい、優秀な内容には景品を進呈する。

本プロジェクトについて、リーダーのマーケティング本部デザインルームの宮宗耕平課長は「これまで累計200人以上の子どもたちに授業しており、その家族も含めると600~800人には話が伝わっているかなと思うと感慨深い。地道な活動だが、長く続けることに意味があるので、これからも真摯に取り組んでいきたい」と話した。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。