11.3 C
Tokyo
5.9 C
Osaka
2025 / 11 / 11 火曜日
English
その他SDGs明星食品 地元小学校で出張授業 フードロス対策を考える
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

明星食品 地元小学校で出張授業 フードロス対策を考える

明星食品は6月3日、地域共創プロジェクト「もぐもぐClassroom」として、今年度1回目の出張授業を近隣の千駄谷小学校で行った。

対象は5年生57人(2クラス合計)。「フードロス」をテーマに、マーケティング部の社員が先生役となって即席麺の特徴やフードロスの基礎知識、対策方法などをクイズも交えて楽しく紹介した。

2022年に始めた活動。CSV経営を推進する一環で、「地域とのつながりを深め、明星食品のファンを増やすこと」を目的にしている。

体育館を舞台に総合の学習として行われた。インスタントラーメンの特徴には、おいしさや手軽さに加え、保存性が良くフードロスに貢献できる食品であると紹介。スライドに「チャルメラ」や「一平ちゃん夜店の焼そば」が映し出されると子どもたちから歓声が上がった。

「フードロス」については、基礎知識のクイズを出題した後、家庭内と食品関連事業で50%ずつ出ていると説明。対策の一つとして店頭での“てまえどり”を紹介した。

授業では大阪・関西万博における食関連のテーマも取り上げ、「フードロス対策は命を大切にすることにつながる」とのメッセージを伝えた。

終わりにあたり、木所敬雄取締役マーケティング本部長があいさつ。「世界には食べ物が足りなくて困っている方が大勢いる。われわれ食品メーカーも努力するので、ぜひ皆さんも給食や家庭の食事でフードロス削減を考え、実践していって欲しい」と子どもたちに呼びかけた。

次回は9月に「フードロス対策」で取り組んだことをグループで発表してもらい、優秀な内容には景品を進呈する。

本プロジェクトについて、リーダーのマーケティング本部デザインルームの宮宗耕平課長は「これまで累計200人以上の子どもたちに授業しており、その家族も含めると600~800人には話が伝わっているかなと思うと感慨深い。地道な活動だが、長く続けることに意味があるので、これからも真摯に取り組んでいきたい」と話した。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点