日本パスタ協会 新会長に副島氏(オーマイ社長) 行政、関連団体との連携重視

日本パスタ協会は6月3日、都内で「定時会員総会」を開催した。任期満了にともなう役員改選が行われ、新たに副島久靖氏(オーマイ社長)が会長に就任することが決まった。前会長の及川俊則氏(マ・マーマカロニ社長)は副会長に、理事、監事、専務理事は再任となった。

副島新会長は「微力ながらパスタ協会のために貢献したい。当協会では日本のパスタ市場を少しでも拡大することを目的に、『パスタ大学』や幼稚園サンプリングやホームページでのレシピ紹介などの活動を行っている。24年はようやく国内パスタ供給量が目標の30万tに到達し、25年も良い流れが続いている」と報告。さらに「国内ではコメ関連のニュースが連日のように伝えられているが、個人的には食の安全・安心について考えさせられた。パスタの原料となるデュラムセモリナは、わが国ではその多くをカナダから輸入している。農水省や製粉協会の方々のご尽力により、パスタを消費者に安心して食べていただいている。引き続き、行政や関連団体の皆さんとしっかりと連携しながら協会を盛り上げていきたい」と就任の抱負を語った。 

今期の同協会は9月に近畿圏の幼稚園でペンネのサンプルを配布するほか、11月に栄養士と管理栄養士を対象とした講習会「パスタ大学」を秋田県、宮城県、福島県、山形県で開催することを計画。これまでと同様、ホームページでパスタレシピの提供を行うとともに、消費者に対する意識調査を実施する。

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