関西、ギフト商戦始まる 近鉄百貨店、地元品を倍増

近鉄百貨店は5月28日、あべのハルカス近鉄本店など7店舗で中元ギフトの店頭受注を始めた。昨年より2週間遅いが、今年も在阪百貨店では最も早い。ネット受注は5月9日にスタートしている。

大阪・関西万博で注目される近畿2府5県のグルメを、昨年の2倍近い56アイテム用意。また、「世界のグルメ博覧会」として、スペインやメキシコなど10か国のソウルフードを集めた。「自分用に珍しいものをという“ご褒美ニーズ”にも対応した」(商品政策部・北村真一課長)。

コメ不足を受け、そうめんや京都の料亭が作る米飯惣菜など代替商材を強化。コロナ前に比べ1.7倍に拡大した自家需要に向けては、買い得感のある“理由あり”品や大容量品を集めた。

今商戦の売上高は前年並みを計画。「国内外から注目される関西に店舗を持つ百貨店として、その魅力を発信したい」(北村課長)と意気込む。

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