逆光線(コラム)並んでも見るべし?愛知万博の思い出
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並んでも見るべし?愛知万博の思い出

20年前、地方紙の記者として愛知万博を何度か取材した。会場予定地で絶滅危惧種オオタカの営巣が確認され、会場が変更になるなどトラブル続きの中で開幕し、初日の来場者数はおよそ4万3000人。「並んでまで見たいか?」という知人たちの声を幾度も聞いた。

▼屋根付きの休憩スペースが少ないとの指摘もあったが、様々な対策が奏功し熱中症患者数は313件に抑えられた。何度か台風が接近したものの、幸い一度も会場付近に上陸せず、関係者の間で「神風が吹いた」とうそぶく声も聞いた。

▼終盤の9月には「連日20万人来場」「入口から大行列で人気のパビリオンでは最長8時間待ち」など過熱ぶりが伝えられ、批判の矛先は「通期パスで何回も通う人のせいで行列ができる」とあらぬ方向へ。結局、知人のうちの何人かは「並んでも一度は見るべき」と手のひらを返し、長い行列の中にいた。

▼「並ばない万博」を掲げる大阪万博開幕から1か月半。行列はこれからも伸び続けると思われる。少しでも興味があるなら今のうち、早めの計画をおすすめしたい。

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