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逆光線(コラム)高齢化社会 トラブルも日常に

高齢化社会 トラブルも日常に

5月某日に銀行で順番待ちをしていると、数メートル先の椅子に80代後半(恐らく)の老婦人が行員女性と大声で言い争っている。キャッシュカードを使ってATMで出金を試みたが、カードが戻ってしまうらしい。「間違った暗証番号を3回入力するとロックがかかってしまう」と行員が説明しても納得しない。話しぶりから老婦人の認知機能の低下は否めない。

▼暗証番号を忘れたという老婦人に「調べるので住所と名前を書いてほしい」とペンと用紙を渡すが、手が不自由な上に、イライラが重なり「私は手が不自由なんだ」と行員にペンと用紙を投げつけた。危険を察知した男性守衛が老婦人を取り押さえ、「他の人もいるので静かにしてください」と止めてもきかない。何人かの行員が押さえて騒動は収まったが、帰り際に「こんな銀行には二度と来ない」と捨て台詞。

▼高齢化が進み、2025年には5人に1人が後期高齢者になった。厚労省は2040年には高齢者の約15%が認知症になると予測。高齢者のキャッシュカードをめぐるトラブルも多発している。

▼数年後にはこうした騒動が日常化する。

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