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エア・ウォーター 極細内視鏡の開発に成功 工場や研究施設にも応用

エア・ウォーター(AW)と慶應義塾大学は共同で、注射針より細い直径0.5㎜の極細内視鏡の開発に成功したと、4月21日に大阪府内で発表した。

世界初となるGI型POF(屈折率分布型プラスチック光ファイバ)技術を応用した「GI型POFレンズ極細内視鏡」で、注射出来る生体か所の内部が高解像度で観察可能となるので、切開を必要としない手術など、新たな医療の可能性を提供していく。また、同内視鏡を産業用に応用し、食品分野では、工場や研究施設での検査や農業分野では作物内部の生育状況の観察などの需要に対応すべく、今年5~12月をメドに同内視鏡のレンタルも開始する。

GI型POF技術の発明者は小池康博同大学名誉教授で、30年にわたり研究してきており、4~5年前にAWの豊田喜久夫会長と出会ったことで「AWの優れたプラスチックレンズの製造技術」(小池教授)などを活用し、両者で開発を進めてきた。

同内視鏡は、高精細な画像伝送が特徴で、樹脂成型による製造が可能なので、直径は0.1~0.5㎜の細さを自由に選択できる。さらに一般的な極細径内視鏡に用いられるガラス製のレンズと比較して衝撃に対する耐性が高く、低コスト化を図ることができる。

現在、一般的な手術時に使用されている医療用内視鏡は直径3㎜程度であるため、これまでは手術前に内視鏡観察やMRI検査が必要だった。

AWは、共同開発したPOF極細内視鏡を製品化し、製品名を「Cellendo Scope(セレンドスコープ)」とし、商標・意匠を申請している。

医療分野以外で①自動車関連②道路・インフラでは配管非破壊観察など③工場関連・研究施設では、微細な不良検査や極小細胞レベルの観察など④農業等――の分野での活用を想定し、同内視鏡の産業用レンタルも始める。時期は25年5~12月で、金額は1台月額税別6万円。

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