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加工食品調味料・カレー類昭和100年は“ナポリタンの年” 「ごはんにかけるスープ」で新需要創出 カゴメ

昭和100年は“ナポリタンの年” 「ごはんにかけるスープ」で新需要創出 カゴメ

カゴメの袴田祥人マーケティング本部食品企画部部長は、このほど開催した春夏商戦に向けた方針発表の中で、食品のトレンドについて次のように分析している。

「生活者の動向は、食費の節約意識は依然強く、外食でお金を使い、内食は節約するメリハリ消費が継続。お米や生鮮野菜の高騰が続く中で、鶏肉や挽肉など加工肉料理が拡大し、家にある基礎調味料を自分なりにアレンジする“使いこなす”家庭が増加。ケチャップとマヨネーズを合わせて使う人も前年比118%と増え、基礎調味料の合わせ使いも浸透している」と語っている。

調理用途としては“焼きケチャップ”が増加。その背景は「節約志向の中で皿数が減り、ワンプレート化が進んでおり、ケチャップを使った代表的メニューである挽肉を使ったカレーやナポリタンは二ケタ以上増加。従来、ケチャップは“つけかけ用”として使われてきたが、“焼きケチャップ”訴求が始まって以降は47.9%に上昇。昨年は価格改定しながらもケチャップの出荷額は108.9%と上昇。秋は米の高価格化が継続し、内食での米メニューの出現は想定しにくく、洋食メニューにはケチャップと相性がいいパスタやパンメニューが増える」と予測している。

カゴメでは、こうしたトレンドを背景に3つの方針を打ち出した。

「豚肉と玉ネギのデジプルコギ用ソース」
「豚肉と玉ネギのデジプルコギ用ソース」

①トマトメニューの食卓出現頻度の拡大=トマトメニューの食卓出現頻度の拡大を目指し、ナポリタン日本代表を決める全国大会「カゴメ ナポリタンスタジアム2025」を開催し7月1日にWEB投票で「王道ナポリタン」「個性派ナポリタン」それぞれの日本代表を決める。

今年は昭和100年目にあたり、各地でレトロ洋食が取り上げられると予測され、今年は“ナポリタンの年”とみている。新製品は、野菜の彩りを楽しめるおかずメニューが作れるメニュー専用調味料「じょうずに野菜」シリーズから、豚肉や玉ネギをフライパンで炒めて煮るだけで簡単に調理できる「豚肉と玉ねぎのデジプルコギ用ソース」を発売。平日の夕食メニューとして提案する。

②スープカテゴリーのチャレンジ=昨年秋に「ごはんにかけるスープ」を発売し、新カテゴリーにチャレンジした。

 「ごはんにかけるスープ 海老と完熟トマトのビスク
「ごはんにかけるスープ 海老と完熟トマトのビスク

「今までのカップスープはパンに添える副菜のような位置づけだったが、昨年より“ごはんにかけるスープ”を提案。朝だけではなく、昼と夜に食べる主食型のスープが特徴。塾帰りに食べる人が多いレトルトカレーに近い商品。インスタントスープの需要は、一旦春夏は落ちるが、レトルトカレーは年間安定した需要があり、“ごはんにかけるスープ”も従来とは違った需要が期待できる。

今後のスープ市場について「今までのスープはほとんどが粉末で、朝のパンの添えものが多かった。最近はレトルトパウチ入りや、ECチャネルではレンジ対応でそのまま食べられる、いわば食事替わりになる商品が広がっており、各社はここに着目している。当社は昨年から“ごはんにかけるスープ”をレトルトパウチで発売し、この食事スタイルが浸透。今後も様々な形を提案する」(袴田部長)と語っている。

③プラントベースフードの定着=プラントベースフードはインバウンド増加や大阪万博によりムーブメントが一気に変わる可能性が出てきた。新商品「大豆ミートのキーマカレー」(業務用、1㎏)は、植物素材を使ったプラントベース(植物由来)のカレー。空港やレストラン、大学の学食などでも需要が期待できる。

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