13.7 C
Tokyo
13.9 C
Osaka
2025 / 12 / 10 水曜日
ログイン
English
業務用学校給食課題解決へプラットフォーム構築 業務用卸の泉平

学校給食課題解決へプラットフォーム構築 業務用卸の泉平

業務用卸の泉平は、食育の概念を通じて学校給食の課題解決を図る新たなプラットフォーム「すくすく食育」を始動させ、持続可能な給食を模索していく。

神戸市の神戸商工会議所で第1回の「学校給食食育パートナー会」をこのほど開催し、約30の共創メーカー・団体が参集し、給食の課題解決や食育意識向上を目指したディスカッションを行った。

学校給食を取り巻く環境は、政府による学校給食無償化の導入検討などで変化が著しく、給食の栄養士や栄養教諭、児童の保護者からは、安心安全で質の確かな給食を望む声が高まっている。地域の食品メーカーは、原材料費と光熱費の高騰・物流ルートの確保・後継者不足等、数多く課題を抱えているのが実情だ。

そこで、2つの役割を担う給食分野のプラットフォームを構築した。1つ目は、泉平が給食当事者・メーカー・生産者をつなぐコーディネート役となり、給食の課題をともに議論して商品を開発するなど、持続可能な給食を模索する。

2つ目は「食育につながる商品展開(国産原料・国産米粉・地産地消・オーガニック・アレルゲン対応等)」として、独自の基準を設け、メーカーとの共創により給食の課題解決を見据えた商品を開発・展開する。

同会では参加者から「生産者とメーカー、学校、栄養士をつなげる場を設けるべき」「食品流通の仕組みや裏側について知ってもらうことが食育につながる」などの声が挙がった。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。