味の素大阪支社はこのほど、兵庫県の健康増進に関する活動の一環として、「はじめましてBE WELLです」イベントに参加した。
23年に産官学が連携し、県民の健康改善に取り組む「ひょうご健康的な食環境づくりプロジェクト」を開設。参画事業者の募集を経て、一般消費者へアピールするため、3月にイオンモール神戸南でキックオフイベントを開いた。この日は子育て世代を中心に400人以上が参加。味の素のほか、キユーピーやマルヤナギ小倉屋、淡路島牛乳が合同で完成させた「蒸し大豆いり豚汁」などメニュー2品、400食を試食提供した。アンケートでは、90％がこのレシピを家で作りたいと答えた。味の素の提案ブースでは減塩をテーマに塩分カットの商品を陳列したほか、減塩メニューブックを配布。
兵庫県が実施した食生活実態調査では、男女とも20歳代以上で栄養バランスのとれた食事がほぼ毎日できているとの回答は約4割、高齢者の約2割が低栄養傾向であるなど、様々な課題が浮き彫りとなった。
今回のプロジェクトはそれらを受けてのもの。味の素では「今後も運営を担い、県や参画事業者とともに県民のウェルビーイング向上に貢献したい」としている。
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