アサヒ飲料は、「三ツ矢」ブランドを磨き続け、ブランド価値の向上に取り組む。
3月28日の「三ツ矢の日」に向け、3月22日と23日の週末には過去最大規模となる1316店舗でイベントを実施した。
22日、イベント会場の一つ、イオンモール川口店(埼玉県川口市)で取材に応じたアサヒ飲料の米女太一社長は「『三ツ矢』ブランドは昨年140周年を迎え、活動量を増やした。そこで上がった熱量を変えずにブランド価値を磨き続けることで、輝き続ける素敵なブランドだと思っていただきたい」と語る。
同店のイベントでは、試飲や「三ツ矢」バルーンの配布を実施。「香りは『三ツ矢』にとって大切で、思い出に一番残るものの一つ」との考えの下、こすると桜の香りがするステッカーを配布した。
「三ツ矢」ブランドの今年の販売数量は、前年比0.2%増となる4130万㌜を計画する。
計画達成に向けて、大型PETの回復や「特濃」シリーズの好調を追い風にしていく。
大型PETについては「価格改定の影響で、昨年10月から大型PETの数字が後退気味だったが、1月から2月で数字が上向いてきている。その分、前年比でプラスになる見込みがある」と期待を寄せる。
「特濃」シリーズは、「三ツ矢特濃オレンジスカッシュ」「三ツ矢特濃グレープスカッシュ」が特に人気を博す。
「ブランドの中では先端となるシリーズで、新しい『三ツ矢』の価値を見いだしていただけている」との手応えを得る。
コミュニケーション施策では、「三ツ矢の日」当日となる3月28日に「三ツ矢サイダー」のCMに出演している生田絵梨花さん・SHISHAMOさんが生出演するYouTube生配信イベントを実施した。
3月28日から30日は、しゃぼん玉を使って遊べるプログラムを楽しめる「三ツ矢青空パーク」を鶴間公園さわやか広場(東京都町田市)で開催。しゃぼん玉で「三ツ矢」の泡を想起させるとともに、青空の下での飲用シーンを醸成する。
青空の下で家族や友人と飲むという飲用シーンに開拓余地を見込む。飲用シーンを想起させるとともに、「三ツ矢」の爽やかなイメージ醸成にもつなげる。
炭酸の泡をモチーフにした投稿を募集するSNSキャンペーンを3月30日まで開催、デジタルでも「三ツ矢の日」を盛り上げている。
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