大和製罐は生活者に向けて、スチールを環境にやさしい素材としてアピールしている。
2月15日から16日にかけて、スチールボトル缶「THE鉄観音茶」の都内初のサンプリングを実施。渋谷キャストスペース・ガーデン(東京都渋谷区)で開催された「とちぎのいちごふぇす2025」の来場者を対象に、各日先着2500人に「THE鉄観音茶」とリーフレットを配布した。
15日、イベント会場で取材に応じた山本達平マーケティング部部長は「特に若年層はスチールという素材に触れる機会が少なく、リサイクルの優等生と言われているスチールをあまり知らない方も多い。スチールを身近に感じて、良さを知っていただきたい」と語る。
スチールは主原料を鉄とし、熱をかけて溶かすことで繰り返し鉄製品にリサイクルができる。磁石につく性質から、分別効率が高い点も特長とする。

「THE鉄観音茶」は、スチールの主原料が「鉄」であることにかけて、同社が中味・パッケージの設計をしたオリジナルの鉄観音茶。リキャップできるため、持ち運びにも好適。パッケージはピンク色を基調とし、カエルのキャラクター「カエルちゃん」をデザインすることで親しみやすい印象を打ち出している。
「鉄というと、硬い・重いといったイメージもある。手に取りやすいパッケージにしたことで、若年層や家族連れにも好評」との手応えを得る。
同封のリーフレットには、「カエルちゃん」からのメッセージや、スチールに関するクイズを掲載。
今後は消費者に対するアプローチをより強めるとともに、関連会社とも連携して情報発信を行う。
「今年はイベント出展などを通して、一般消費者の方に、スチールの魅力を楽しく知っていただけるような活動を計画している。一社だけでは限界があるため、関連会社とも協力し、スチールの輪を広げていく」と意欲を示す。
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