コカ・コーラ「ジョージア」ペットボトルコーヒー刷新 「カフェラテ」「ブラック」など各アイテムのベストな味わいを追求

 コカ・コーラシステムは「ジョージア」の屋台骨であるペットボトル(PET)コーヒー3品を刷新して2月24日に「カフェラテ」「ブラック」「深煎りプレッソ」の3品を新発売した。

 前身商品は「THE ラテ」「THE ブラック」「THE 微糖」の3品。今回、シリーズ名としていた「THE」を商品名から外し、味わいをダイレクトに表現した。

 その理由について、25日開催された「ジョージア」新キャンペーン発表会で取材に応じた日本コカ・コーラの朴英俊マーケティング本部コーヒー事業部事業本部長は「今まで『THE』シリーズで括って、コーヒーの味わいが楽しめる『ラテ』『ブラック』『微糖』という形で展開していたが、3品内での併飲やユーザーの重なりが非常に少ないことが分かったため」と語る。

「ジョージア」のブラックコーヒーのユーザーはブラックコーヒーのみを飲用する傾向にあることから、刷新にあたっては、各アイテムでベストな味わいを追求した。
 「シリーズ全体のコーヒー感や香りというよりも、ブラックならではのおいしさや、ラテならではのおいしさを追求した」と説明する。

朴英俊氏
朴英俊氏

 この考えのもと「カフェラテ」は、ミルク感にこだわるラテ好きのユーザーに向けて、北海道産生クリームを使用し、すっきりした飲み心地でありつつもミルク感を楽しめるようにした。

 「ブラック」については「PETコーヒーにコーヒーの香りやコクなど本格感を求めるトレンドが出てきているのが分かっていた。昨年、そのように刷新したところ、今でも非常に評価が高いことから、今回は中身を変えずにパッケージのみを変更した」という。

 「深煎りプレッソ」は前身の「THE 微糖」から見え方を変えたもの。
 「今まで微糖という名前を付けていたが、PETユーザーはコーヒー歴が浅かったりするため、微糖といっても伝わりにくいため、商品名で消費者にとってのベネフィットをダイレクトに伝えた」と述べる。

 PETコーヒー市場の最大ボリュームはラテであることから3品の中では引き続き「カフェラテ」に最注力していく。
 PETコーヒー市場については「全体を100とした場合、50がラテ、40がブラック、10がその他」とみている。

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