ぼんちは、大阪府大阪市に本社を構える企業として、主力米菓ブランド「ぼんち揚」で4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博の盛り上げを図る。
取材に応じた遠藤純民社長は「今年は『ぼんち揚』が発売65周年を迎えることから、大阪の菓子メーカーとして『ぼんち揚』に注力して盛り上げていきたい」と力を込める。
その最初の施策として、3月1日から1か月間、JR西日本の大阪環状線とOsaka Metroの御堂筋線で「ぼんち揚」の車体広告を実施している。(注)
4月から、店頭では「ぼんち揚」の65周年記念パッケージを順次発売開始する。65周年のロゴをあしらったほか、ファンに回答して頂いたアンケート結果の中で評価が高いものを6パターン掲載予定。例えば“空腹の時、目の前にぼんち揚があった場合、91%の関西人がめっちゃ食べたいと回答”のコメントなどを掲載。
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続いて4月7日には「ぼんち揚 紅しょうが天味」を期間限定発売する。
これは2018年に実施したファンミーティングでの“発売してほしい味”の人気投票で選ばれ期間限定で発売商した商品をさらにブラッシュアップしたもの。パッケージには万博公式キャラクターの「ミャクミャク」をデザインした。
中身は、生地に紅しょうが天パウダーを練り込み、「ぼんち揚」の特徴でもある、鰹と昆布の“だし感”を活かしたオリジナルタレで下味をつけ、紅しょうが天の特徴でもある酸味と甘みを表現したシーズニングをかけることで全体の味をまとめた。
ぼんち創業者の竹馬治郎氏は、1963年に菓子視察旅行でヨーロッパを訪れた際、現地の菓子屋で「ぼんち揚」を試食した店主から握手を求められた。この経験から創業者は「ぼんち揚」が世界共通の味との確信を得たという。
2022年には、フランス人が初めて「ぼんち揚」を食べた時のコメントや反応をまとめた動画が公開され、現在、SNS上での再生回数は累計190万回以上に上る。
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「ぼんち揚」は、淡口しょうゆをベースに鰹と昆布のだしを加えた揚げ煎餅で、揚げた煎餅をたれ漬けにしているところが特徴。現在の主要購買層は50代、60代となっており、若年層など新規ユーザーの獲得を課題としている。
(注釈)
・車体広告の画像はイメージです。実際と異なる場合がございます。
・本件に関する駅係員への問合せはご遠慮ください。
・運行期間は変更となる場合がございます。
・運行期間中であっても運休となる可能性がございます。
・最終日は撤去作業を行うため、運行しない場合がございます。
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