11.4 C
Tokyo
9.9 C
Osaka
2025 / 12 / 22 月曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料「飲まないコーヒー」や「食べるコーヒー」の異名を持つコーヒー食品「ヨインド」が新境地 「ジョニーウォーカー」とコラボ UCC上島珈琲

「飲まないコーヒー」や「食べるコーヒー」の異名を持つコーヒー食品「ヨインド」が新境地 「ジョニーウォーカー」とコラボ UCC上島珈琲

 UCC上島珈琲は、コーヒー食品「YOINED(ヨインド)」をスコッチウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」に合う「コーヒーおつまみ」として提案する。

 「ヨインド」は、焙煎したコーヒー豆を、抽出せずに丸ごと-196℃で凍結粉砕した食品であるため、抽出したコーヒーを飲むよりも香りを強く感じられるのが特徴。“飲まないコーヒー”や“食べるコーヒー”とも呼ばれる。

 2023年11月に販路を絞り込んで数量限定販売開始したところ消費者から“お酒に合わせたい”といった声が多く寄せられたことを受け、24年11月にパッケージ(外装)を刷新して、酒肴シーンに寄り添い「コーヒーおつまみ」と銘打った訴求を開始した。

 この結果、「男性誌やカルチャー誌にも取り上げられ、広がりを感じている」と手応えを語るのはUCCジャパンの小坂朋代サステナビリティ経営推進本部EC推進室室長。
2月5日、開催された「ジョニーウォーカー」のコラボレーションイベントで明らかにした。

左からUCCジャパンの小坂朋代氏、ディアジオジャパンの金子亜矢人ベンツェ氏、UCC上島珈琲の土井克朗氏
左からUCCジャパンの小坂朋代氏、ディアジオジャパンの金子亜矢人ベンツェ氏、UCC上島珈琲の土井克朗氏

 イベントでは、「ジョニーウォーカー」のブランドアンバサダーを務めるディアジオジャパンのマーケティング部ブランドアンバサダーの金子亜矢人ベンツェ氏が「ヨインド」に合う「ジョニーウォーカー」を紹介した。

 「ヨインド」のラインアップは、コーヒー豆配合量40%のダークチョコレート風味の「CRAZY BLACK」と、コーヒー豆配合量15%のミルク感が強い「MELLOW BROWN」の2種類。

 「MELLOW BROWN」には、スモーキーな香りの「ジョニーウォーカー ブラックラベル」を推奨。
 一方、「CRAZY BLACK」には、より力強いスモーキーさを持つ「ジョニーウォーカー ダブルブラック」か、上品な甘さが特長の「ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ」を勧める。

 「ヨインド」について金子氏は「初めて食べたときに、ティラミスを感じさせる味わいに感動し、すぐにコラボレーションをしたいと思い立った」と太鼓判を押す。

 その上で今回のコラボについて「『ジョニーウォーカー』は、常に先見性を持ちたいと考えているブランド。最先端の技術を使っている“飲まないコーヒー”の『ヨインド』との組み合わせは非常に親和性が高い。新たなウイスキーの楽しみ方として、これまでウイスキーにあまり馴染みのない方にも試していただけたら嬉しい」と期待を寄せる。

 UCCコーヒーアカデミー東京校の専任講師である土井克朗氏も「コーヒーとウイスキーはともに時間をかけて人の手で作られる。余韻を含めて時間を楽しむという点で『ヨインド』と『ジョニーウォーカー』は共通している」と期待感を示す。

 イベントでは、「ジョニーウォーカー ブラックラベル」・コールドブリューのモカコーヒー・水を1:1:3で割るコーヒーカクテルのレシピも紹介された。
2月28日には、「ヨインド」と「ジョニーウォーカー」のマリアージュを楽しむ消費者向けのセミナーを予定する。

 発売2年目となる「ヨインド」は、予約初日の売上は昨年対比3倍を記録し、その後も昨年と同水準の伸びを維持している。
小坂氏は「リニューアルしたパッケージも好評で、コーヒー好きの方が自分用に購入するだけでなくプレゼントとして買われる方も多い」と語る。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。