9.4 C
Tokyo
7.3 C
Osaka
2025 / 12 / 31 水曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会第2回「JAPAN TRAIL FORUM」 日本を歩き健康づくり 安藤財団特別後援

第2回「JAPAN TRAIL FORUM」 日本を歩き健康づくり 安藤財団特別後援

安藤スポーツ・食文化振興財団が特別後援する第2回「JAPAN TRAIL FORUM」(主催:日本ロングトレイル協会)が都内で開催され、ハイキングや自然散策の愛好家ら約500人が参加。「山旅の道とは何か、愉しみとは何か」をテーマに多数の識者が講演し、国内外のトレイル事情に理解を深めた。

日本ロングトレイル協会が提唱する「JAPAN TRAIL」構想は22年から本格始動。沖縄から北海道まで日本を縦断する全長約1万㎞をつなぎ、運営には全国約30団体が加盟する。山頂を目指す山登りではなく、登山道、ハイキング道、里山のあぜ道などを歩きながら、自然や歴史、文化にも触れられることが魅力だ。

フォーラムの冒頭、財団の安藤宏基理事長(日清食品ホールディングス社長・CEO)は「財団は『チキンラーメン』を開発した安藤百福氏によって1983年に設立され、スポーツや自然体験活動を幅広く支援してきた。『JAPAN TRAIL』は日本人の健康づくりに大変有意義なことと認識している」とあいさつ。自身のロングトレイル活動について「これまで霧ヶ峰、日本平、比叡山の3か所を歩いたが、まだ約20㎞にとどまる。まずは1万㎞の1%に当たる100㎞を目指したい」と紹介し「各トレイルには絶景がある。それを眺めながら食べる『カップヌードル』が楽しみで、これほどおいしいものはない」と話して会場の笑いを誘った。

特別講演で元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(今治.夢スポーツ会長)が登壇。自身の経験を交えながら「物の豊かさよりも心の豊かさが大切」であることを強調。「ロングトレイルは自分を見つめ直したり、身近な人への感謝を再認識したり、素晴らしい機会を得られるのでは」などと語った。

フォーラムでは昨年初開催された「JAPAN TRAIL フォトコンテスト」の表彰式を実施。応募総数400点の中から「絶景部門」の最優秀賞に藤脇正真さんが富山県朝日町で撮影した桜並木、「スナップ部門」の最優秀賞に中村則夫さんが霧ヶ峰で撮影した鮮やかな緑の写真を選出。副賞で50万円が贈られた。ほかに日清食品のカップ麺などと撮影した作品に「日清食品賞」を選んだ。

日本ロングトレイル協会の中村達代表理事によると、ロングトレイルなどに親しむハイキング人口は600~800万人、自然指向人口は3500万人。今後はロングトレイルの普及を促進し、2030年には自然指向の多くがハイキング人口にシフトすることを目指す。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。