カゴメは、連携協定を結んでいる共立女子大学から規格外トマトの有効活用について3つの提案を受けた。昨年6月から同女子大学の野沢ゼミと生食用のトマト菜園「いわき小名浜菜園」で発生する規格外トマトの有効活用について、「もっと知ってもっと削減、トマトの有効活用プロジェクト」を推進してきたが、このほど開かれた発表会で、学生ならではの発想が提案された。
これを受けてカゴメでは、「学生ならではの視点が生かされたアイデアであり、今後もこうした産学連携を継続していきたい」と話した。
野沢ゼミの12人が発表した3つの提案は次の通り。
グループAのテーマは「規格外トマトでつくる、トマトパウダー」。規格外トマトをトマトパウダーに加工し、製菓メーカーや映画館で販売するポップコーンなどに商品化。次世代をターゲットに、「規格外トマトから生まれた、サステナブルで新しい、食べるだけで、未来をちょっと良くするお菓子」をコンセプトに訴求する。
グループBのテーマは「規格外トマトを使ったメニューを人気観光施設で提供、規格外トマトのおいしさを知り、健康&笑顔に」。小名浜菜園の地元福島県にある人気観光施設とのコラボ企画。レストランで美味しさを体験してもらい、規格外トマトで作ったトマトジュースを販売することでお土産の購入にもつなげる。
グループCのテーマは「トマトを含めた福島県の野菜を使用し、粉として販売『E-vegetablepowder』」。トマトを含めた福島県の野菜を使用し、粉として販売することで、1日350gの野菜摂取と、食品ロス軽減を目指す。