味の素冷凍食品は、家庭用の主力品「ギョーザ」をさらにキレイに焼けるよう進化させるとともに、新たに「AJINOMOTO. ギョーザ」ブランドを立ち上げ、新ロゴの視認性が高いパッケージに変更、冷凍餃子の新規ユーザー獲得とさらなる市場活性化を目指す。
25年春季向けに2月9日発売。「ギョーザ」は生活者の声を受けて24年2月にフライパンへの張りつきを大幅に改善したが、今春は独自技術の「羽根の素」をさらに改良。より張りつきにくくなり、誰でもパリッとした羽根つき餃子が焼けるようになった。「12個完全に張りついてしまうフライパン」で検証したところ、そのうち9割以上で「ギョーザ」の張りつき改善効果が確認できたという。
同社は「誰でも簡単にキレイな羽根つき餃子が焼けることを一貫してコミュニケーションで伝達していく。『ギョーザ』の認知獲得から購買、体験、共感、拡散、そして再び新たな認知獲得に至るまでのサイクルを“感動ループ”とし、市場の活性化を推進する」との方針。
単身世帯やシニア世帯に人気の「レンジでギョーザ」は皮の歯切れがアップ。電子レンジ調理でもかたくならず食感よく食べられるように皮の配合を見直した。
一方、「AJINOMOTO. ギョーザ」ブランドを新たに立ち上げた。「ギョーザ」のイメージ調査では「おいしさ」「安全・安心」「定番感」「信頼感」「子ども~大人にも向いている感じ」など好意的な評価が多い。そのブランドイメージの根幹となる「AJINOMOTO.」ブランドの視認性を高めるため、新ロゴを採用してパッケージをリニューアルする。
まずは「ギョーザ」「レンジでギョーザ」の2品種から新デザインを投入し、他の製品パッケージも順次変更。
同社によると冷凍餃子の購入率は年々高まり23年度は4割以上に達したが、全世帯の半数以上が年に1度も購入していないという。「初めて冷凍餃子を買う方が迷わず当社製品を手に取っていただけるようにしたい。市場にはまだまだ伸びしろがあると捉えており、継続的な拡大には新規ユーザーの獲得が重要」とする。