フルタ製菓は24年12月、「柿の種チョコ」初の姉妹品「柿の種 ピーナッツチョコ」を新発売して「柿の種チョコ」の存在感を高めていく。
近年の「柿の種チョコ」の人気と、23年12月に増産体制を構築したことを受けて初の姉妹品の販売に踏み切った。
カカオ豆の高騰などコストアップを受けて、「柿の種チョコ」は24年7月に価格改定を実施したほか10月に129gから124gへのサイズ変更を余儀なくされた。
節約志向が高まる中、懸念される消費減退を跳ね返し活性化を図るべく年末商戦に向けて「柿の種 ピーナッツチョコ」を投入して商談機会を増やしていく。
「柿の種 ピーナッツチョコ」の魅力について、取材に応じた乾重一営業本部顧問は「チョコレートと柿の種とピーナッツという食感の異なる3種類が混ざり合っている点に面白さがある。柿の種とピーナッツの相性はよく、チョコレートとピーナッツの相性もよい、この出来上がった三角関係を楽しんでいただきたい」と自信をのぞかせる。
店頭施策としては、「柿の種チョコ」派か「柿の種 ピーナッツチョコ」派を問いかける企画を予定し2品体制で売場を盛り上げていく。