飛躍につながる年に

本日1月10日は「十日戎」の日だ。関西圏などを中心に西日本で広く知られており、商売繁盛や五穀豊穣の神である七福神の恵比寿様を祀るお祭りが行われる。

▼多くの神社では前日の宵戎から翌日の残り福までの3日間行われる。その期間中は商売繁盛を祈念し無事に1年を乗り切りたいとの思いを込めて多くの参拝客が訪れる。

▼振り返ると昨年は厳しい事象が多かった。天災では年明け早々からの石川県能登半島における地震の発生を皮切りに、政治では自民党議員による裏金問題の発覚に起因する岸田内閣の退陣や衆議院解散と総選挙、自公少数与党による石破新内閣の発足、経済では度重なる物価高に伴う国民生活の疲弊や103万円の壁など枚挙にいとまのない印象だった。

▼今年の干支・蛇は「み(巳)を立てる」として金運をもたらす。古代中国の陰陽五行説に基づく十干と十二支の組み合わせでは乙巳(きのとみ)の年で成長と結実を見込める年とされる。昨年のマイナスの流れを断ち切るべく、今年1年が大きな飛躍につながる年になってくれることを期待したい。

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