4 C
Tokyo
5 C
Osaka
2025 / 12 / 28 日曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物大森屋 万博に出店、コラボ商品も 「絶好の機会に」稲野社長

大森屋 万博に出店、コラボ商品も 「絶好の機会に」稲野社長

大森屋は人気シリーズ『バリバリ職人』に、新製品「大阪ソース味」を投入した。25年4月に開催される大阪・関西万博とのコラボ商品で、9月30日までの期間限定で販売。パッケージには同製品の「八味月バリ之助」と、万博キャラクターの「ミャクミャク」が描かれ、大阪の粉もの文化を象徴する甘辛いソースの味を再現した。12gで標準小売価格450円(税抜)。

また、同社は万博会場に、おむすび店「のり結び」を出店することを明らかにした。同社が京都市の寺町通りで運営する店舗で、今回は飲食運営の丸兆と共同で出店。おむすびのほか、焼きおにぎりや卵かけご飯も提供する。

  ◇  ◇

稲野達郎社長に万博に向けた意気込みなどを聞いた。

限定商品はすでに関西の小売業でスポットでの採用が広がり、今までにない味が評価を得ている。今後、ミャクミャクをコーナー化する店舗などへアプローチしていきたい。大阪での万博開催は55年ぶりで、世界から多くの人が集まる。日本食をアピールする絶好の機会と考え、「のり結び」を出店することにした。会場が当社の本社と同じ此花区ということもあり、何らかの形で協賛したいとも考えていた。

コメ不足は新米が出たので大きな影響はなかったが、その後コメの値段が上がり海苔も高騰が続いている。海苔を巻かないおにぎりが増え、それでも販売個数が落ちなければ、だんだんと海苔離れが起きるかもしれない。それを考えると、コメの値段が上がるのは危険な状況である。
一方でおにぎり専門店が増え、朝食に昼食にといろいろな売り方をしている。海苔の定番はおにぎりと手巻きだが、ハレの日の手巻きに対し、おにぎりは普段使いのメニューだ。海苔を巻くと、もっとおいしく手軽に食べられるということをしっかりアピールしたい。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。