カバヤ食品が9月10日に新発売した「しゃりinグミ」にヒットの兆しが見える。
10月31日、取材に応じた荒殿郁海マーケティング本部ブランド企画部企画三課課長はインテージSRI+を引き「発売2週間の販売金額で、グミ市場の全てのグミ商品を抑えてランキング1位を記録した」と語る。
計画比では今期(3月期)約3倍の着地を見込む。
好調要因については「見た目はツルっとしているのに、噛んだ瞬間に独特のしゃりっと新食感を楽しめるギャップが、10代・20代やトレンドに敏感な層から強く支持されている」と分析する。
「ソーダ」と「レモン」の2品をラインナップ。
いずれも、グミの中でも溶けにくい原料を使用し、同社独自の“インナーしゃりしゃり製法”で“秘密のしゃり粒”をグミの内側に閉じ込めることで、中だけがしゃりっとした食感に仕立てている。
「好調なスタートを切ることができたが、トレンドに敏感な層は新しいものに興味・関心を持ちやすい反面、飽きるのも早い傾向にある。今の好調が一過性のものにならないよう、ターゲットの認知を獲得し、『しゃりinグミ』独特のギャップのある食感を実感していただいてファン化につなげられるように、次の仕掛けを考えていく」と意欲をのぞかせる。