14.4 C
Tokyo
12.8 C
Osaka
2026 / 01 / 13 火曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物乾物がバズった!猫型の麩「ニャンふル」 伝統食の可能性拓く“映え” SNSでメニュー爆増中

乾物がバズった!猫型の麩「ニャンふル」 伝統食の可能性拓く“映え” SNSでメニュー爆増中

“地味”な印象が付きまとう乾物界で、異彩を放つ新顔が注目を集めている。SNSを中心に話題を振りまいているのが、キュートな猫型のお麸「ニャンふル」だ。

今秋に発売したのは、明治10年創業の常陸屋本舗。老舗乾物メーカーとして堅実なイメージの強い同社だが、伝統食品の焼麩をポップにアレンジした製品で近年ヒットを飛ばしている。

18年に発売した「カラふル」は、パステル調に彩られた星形やハート形のカラフルな飾り麩。既存の星型飾り麩の製造設備を生かして開発したところ、SNSで人気に火が付いた。

「麩は地味な食材。食べない、知らないという若い方が増えていた。伝えていく責務を持つメーカーとして、若い人たちに食べていただくためにSNS映えするものを作ろうと考えた」。龍野敏滿社長が説明する。

猫好きの心とらえる  乾物売場に彩りを

龍野敏滿社長㊧と営業部・池田聖一郎氏
龍野敏滿社長㊧と営業部・池田聖一郎氏

「ニャンふル」の開発は、社長の肝いりで進められた。

「猫はアニメ的に描きやすいモチーフ。猫好きは圧倒的に多いので、出したら面白いのではと思った」。

読みは見事に当たり、発売後は「カラふル」にも増して爆発的にヒット。導入した得意先からは「お麩の売れ方ではない」と驚きの声が上がったという。

「売れるか分からなかったので最小限の設備で始めたが、今は製造が間に合わない状態」と龍野氏も嬉しい悲鳴。設備の増強を決めた。

子育て世代や若年層からの支持が突出する「カラふル」に対し、「ニャンふル」は性別年代問わず支持を獲得。「売場では、私くらいのおじさんが手に取っているのを見かけたことも。猫好きな方を中心に、幅広く受け入れられているようだ」(営業部兼商品開発室室長 池田聖一郎氏)。

パッケージも3種を用意
パッケージも3種を用意

クロ、ミケ、ハチワレと3種の猫をイメージしたカラーリングも猫好きの心をとらえた。ユーザーによる多彩なメニューの画像が拡散。SNS時代の消費者インサイトをつかみ、麩の新たな可能性を広げている。日本アクセス「新商品グランプリ24秋冬」ではトレンド賞を受賞した。

「乾物の売場って、どうしても茶色や白がほとんどで、色に乏しい。こうした商品で売場の活性化を図り、他の乾物も手に取ってもらえれば」と龍野氏はねらいを語る。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。