小岩井乳業は12月14日、代官山 蔦屋書店(東京)にて「親子で発見!ヨーグルトの魅力体感ワークショップ」を開催。コーヒードリッパーを使った「ドリップ(水切り)ヨーグルト体験」や他社製品との食べ比べ、前発酵と後発酵など製造方法の違いに関する説明などを通して「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」のこだわりと魅力を伝えた。
当日は3歳~小学生以下の子どもとその保護者、12組30名が参加した。参加者全員が初体験という「ドリップ ヨーグルト」は、透明カップの上にコーヒードリッパーと紙フィルターをセットし「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」を注ぎ入れて水分を除くことで、濃厚で滑らかな舌触りが楽しめるもの。製品の特長である三角容器の角を使うと注ぎやすく、子どもたちが積極的に注ぐ様子がみられた。
食べ比べの時間には「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」と他社のプレーンヨーグルト2品とを食べ比べて舌触りや香りで違いを楽しんだ。
「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」は容器に充填する前にタンクで発酵させる「前発酵」製造のため、トロトロと滑らかな食感や優しい酸味が特長となっている。1970年の大阪万博以降乳業メーカー各社がプレーンヨーグルトの発売を本格化させるなか、同社は1984年に発売した後発組。「他社とは違うヨーグルトを作りたい思いで前発酵の優しいヨーグルトを作った」(広報担当)とこだわりを説明する。
発売40周年を迎えた今年からは、親子に焦点を当てたコミュニケーション施策に力を入れている。「子どもにも自分が本当においしいと感じる食品を食べさせたいニーズが高まっている。親子の時間を大切にしている方が多く、ヨーグルトを注ぐアクションを通じて絆を作ってもらいたい」(同)。この一環として、全国各地で体験型ワークショップを開催している。
参加者からは「子どもがヨーグルトを好きで気軽な教室に参加したが、親も楽しめて、もっと好きになる知識も得られるイベントだった」などの声がきかれた。「季節によって味わいは変化するのか」という質問には「年間通じて均一になるよう製造しているが、生乳100%使用のため、季節で成分の変動はあり得る。自然の風味をぜひ楽しんでほしい」(担当者)など答えていた。