12 C
Tokyo
10.1 C
Osaka
2025 / 12 / 15 月曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物海苔初共販、出品1億枚 過去最高の平均単価35円 佐賀有明海漁協

海苔初共販、出品1億枚 過去最高の平均単価35円 佐賀有明海漁協

佐賀県有明海漁業協同組合は11月28日、令和6年度漁期第1回の乾海苔共販(入札会)を開催した。

昨年同期を超える1億971万枚が出品され、海苔商社51社から約300名が参加。高値110.19円、安値5.05円、無札なし。落札平均単価は過去最高の35.23円(前年同期比1.33円高)となった。

一番摘みを対象に最高級品として認定する「佐賀海苔有明海一番」は、審査基準を満たすものがなく出品されなかった(昨年は7千枚出品)。今年は海水温が高く海苔の伸長速度が上がり、柔らかさへの影響がいくぶん見られた模様。

入札会を終えて、漁協は「今季の秋芽初回は色落ちもなく、全支所から色のある海苔が取れており、全体的に高値となった。供給責任を果たすべく、一枚でも多くという気持ちで、生産者とともに頑張っていく」とコメント。次回共販(12月12日)は1億8千万枚の出品を予定している。

なお、今漁期最初の入札会は宮城県漁協による11月26日の共販で、販売枚数1671万枚、平均単価26.00円、高値39.80円、安値7.09円だった。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。