メープルスイーツコンテスト 3部門で最優秀賞を表彰

「第15回メープルスイーツコンテスト」(主催・クインビーガーデン、以下QBG)の表彰式が7日、カナダ大使館で開催された。同コンテストは、カナダ産メープルシロップ、メープルシュガーのみ甘味料として使用するスイーツコンテスト。カナダ大使館が協力、ケベック州政府在日事務所、日本洋菓子協会連合会、全国和菓子協会が後援している。

当日行われた15周年記念レセプションには来賓、関係者など87人が出席。会では冒頭、ルイ・ピエール・エモン公使がカナダ大使館を代表してあいさつし「メープルはカナダ産が世界の80%を占める。カナダ人にとって先住民、仏系カナダ人とのつながりを表すもの」と述べた。

ルイ・ピエール・エモン公使 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
ルイ・ピエール・エモン公使

青木均・QBG社長はカナダ大使館、後援団体に感謝するとともに「今回も多数の応募があり感謝している。為替安やコンテナなどの物流コスト高もあるが、コロナ環境下の期間を通じても需要は堅調だ。引き続き日加友好の一助となるべくメープルシロップ、メープルシュガーの需要促進に努力していく」と述べた。

続いて同コンテストへの長年の支援を表し、カナダ大使館とケベック州政府が、島田進・日本洋菓子連合会会長、細田安兵衛・全国和菓子協会会長に感謝状、記念品を授与した。

表彰式では和菓子、洋菓子、パンの3部門の最終選考により、和菓子部門は太田新太郎さん(作品名「秋彩」、百花園)、パン部門は石川光司さん(同「楓紋~秋の訪れ~」、東京製菓学校専任教師)、洋菓子部門は大谷美侑さん(同「Maple Gift」、ウェスティンホテル東京)の3人が最優秀賞に選ばれた。