10.6 C
Tokyo
12.7 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)人手不足を解消できるか

人手不足を解消できるか

小売業態では近年慢性的な人手不足が叫ばれて久しい。募集をしても人が集まらないという嘆きの声も多く聞かれる中、時給の高騰が経営状況に追い打ちをかけている。

▼この人手不足に対応すべく、省人化を図るためのセルフレジを導入するとシステムなどを入れ替える必要が生じてしまい、それだけ多くのコストがかかることになる。その分を売上や利益でカバーするのは容易なことではない。

▼とくに地方の小売業態では廃業や倒産、大手との統合に直面するなど事態はより深刻化している。従来みられていた24時間営業を見直す企業も出てきているなど厳しい現実に直面している。

▼こういった状況下でクローズアップされているのが「103万円の壁」の問題だ。パートやアルバイトなど非正規労働者を多く抱える小売業態にとって当問題の解消は働きたい人が制限なしに働けるという面で人手不足の改善につながる。その一方で「106万円の壁」や「130万円の壁」などの問題についても待ったなしとなっており、企業側に負担を軽減する抜本的な解決が求められている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。