12.8 C
Tokyo
11.8 C
Osaka
2025 / 11 / 19 水曜日
English
加工食品菓子ブルボンがグミ本格展開 「フェットチーネグミ」5品体制と「しゃりもにグミ」3品体制を構築
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ブルボンがグミ本格展開 「フェットチーネグミ」5品体制と「しゃりもにグミ」3品体制を構築

 ブルボンはグミ市場に向け積極的に商品投入するなどして活動を本格化させる。

 供給体制を整えたことで高まる需要に対応する。

 昨年、「フェットチーネグミ」を中心にグミ商品の引き合いが強まり商品供給が綱渡りとなっていた。

 8月9日、商品・営業戦略発表会に臨んだ井手規秀常務取締役執行役員開発開拓本部本部長は「今まで一時期お休みしていたが、『フェットチーネグミ』は5品体制、『しゃりもにグミ』は3品体制になり、ようやく安定的な商品供給ができるようになり、これらのラインアップを増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

 秋冬に向けては「フェットチーネグミ」に磨きをかける。

 9月24日に「シャインマスカット味」をリニューアル発売。国産シャインマスカット果汁配合量を20%アップして、より濃い味わいに仕立てて発売している。

「しゃりもにグミ想いをつなぐシトラスミックス味」
「しゃりもにグミ想いをつなぐシトラスミックス味」

 「しゃりもにグミ」は「テレビ番組やSNSなどで、食感やおいしさが着目され、今売れている」という。

 「ヨーグルト味」「グレープ味」の既存品に6月に「コーラ味」が加わり、以降、3品体制で展開している。

 さらに12月10日には、阪神・淡路大震災発災から30年を迎える節目に企画した商品「しゃりもにグミ想いをつなぐシトラスミックス味」を新発売する。

 同商品のパッケージの表面には、学生が意見を出し合って考案した震災を風化させず普段の一日に寄り添う若年層に向けたメッセージ(8パターン)を取り入れた。

 裏面には兵庫県が開設している震災30年特設ホームページにアクセスできる二次元コードを掲載している。

 なおインテージSCIによると、グミ市場の販売金額は2023年に前年比24%増の972億円を記録した。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点